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60代後半の就業率は4割超。高齢者が経験と能力を活かして働くために

2016年10月20日

適材適所で高齢者を戦力化

image001超高齢社会になり、「一億総活躍社会」のかけ声のもと、高齢者の活躍が期待されています。実は60歳代前半の就業率は、2000年代初めに5割を超え、現在は6割も超えています。60歳代後半も4割を超えていて、男性については60歳代前半は4人に3人が、60歳代後半でも半数が就業しているのです(*1)。60歳代前半の人の就業率は、ヨーロッパでは2~3割、アメリカでも5割前後だとか。日本人は、いくつになっても働く意欲が高いのですね。

 

現在多いのは、定年後の再雇用で、仕事内容は同じでも賃金がかなり減額されるという「福祉的雇用」。しかし、それでは働く意欲が低下してしまいます。といって、ましてや仕事内容も賃金水準も変えるのでは、高齢者の戦力化は進まないと指摘されています(*2)。

 

一方で、長年の経験を生かし、適材適所で高齢者を戦力化しているケースもあります(*3)。たとえば、スーパーの催事販売を担うマネキン。海産物販売歴25年の76歳の男性は、豊富な商品知識で同世代のお客に語りかけます。時には、お客と20分ほど話すこともあるとのこと。会話を楽しみたいお客を相手に、「話を聞くのも仕事」というのです。

 

確かに、かつては個人商店の店先で、店員と話し込んでいる買い物客の姿をよく見かけました。売っている野菜や魚の美味しい料理方法を聞いたり、近所で起きた出来事について情報交換したり。そのころの主婦にとっては、それが慌ただしい家事の息抜きだったのではないでしょうか。しかし、今ではそうした場も少なくなりました。効率重視の忙しい現代の生活では、「話を聞くのも仕事」という考え方が理解される職場ばかりではないかもしれません。

 

記事ではそのほか、聴覚特別支援学校の職員の経験を生かして、補聴器メーカーの補聴相談員を務める68歳の女性や、時計修理の76歳の男性のケースが紹介されています。長年の経験による説得力に、特に年配の客は動かされるのではないでしょうか。

 

年配者が培ってきた能力はいろいろ

image003在宅介護の環境やサービスをコーディネートしてくれるケアマネジャーや、家庭を訪れて身体介護や生活援助を提供するヘルパーにしても、やや年配の人を好む利用者は多いと言います。話が合う。テンポが合う。ゆっくり話を聞いてくれる。懐が深い。利用者が年配のケアマネやヘルパーを評価するポイントはいろいろです。

 

一方、自分自身、親の介護経験があるケアマネやヘルパーは、深い共感をもって利用者本人や家族の相談に乗ることができるといいます。また、自分自身も老いを意識するようになり、若い頃にはわからなかった高齢者の気持ちが理解できるようになったという人もいます。できていたことができなくなるつらさ。それを受け入れられない苦しさ、いらだち。それは、若い人が理解するのはなかなか難しいことかもしれません。年配の人は年齢を重ねた分、仕事の知識やスキルだけでなく、人生経験や人的ネットワークも豊富になり、多様な理解、対応ができるようになります。そうした点こそ、ケアマネやヘルパーに限らず、高齢で働く人たちの強みとも言えます。

 

ただ、どうしても年齢を重ねていくと、若い人たちよりフットワークが鈍りがち。これは、避けられないことです。そのため、一律の定年延長が難しいと、記事では指摘しています(*1)。年配の人の持つ深い知識、スキル、幅広い視点、人的ネットワーク。若い人の持つ高い機動力、馬力、瞬発力。超高齢社会では、様々な年齢層の人たちが持つ、その年齢層だからこその能力をどう生かして、組織としてのバランスとるのか。適材適所の人材配置、そのマッチングも重要になってきそうです。

 

<文:宮下公美子 (社会福祉士・臨床心理士・介護福祉ライター)>

 

*1 高齢者雇用推進の課題(下) 企業に過度の負担避けよ 65歳以上、一律延長は困難 近藤絢子 東京大学准教授(日本経済新聞 2016年9月23日)

*2 高齢者雇用推進の課題(上) 企業内キャリア継続、重要 労使納得する賃金体系に 脇坂明 学習院大学教授(日本経済新聞 2016年9月22日)

*3 老老接客に同世代の支持 働く高齢者、経験が裏打ち(日経電子版 2016年9月20日)

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