有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

少子化、非婚化で、先祖代々のお墓が危ない!変化する近年のお墓事情|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

7月25日

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

少子化、非婚化で、先祖代々のお墓が危ない!変化する近年のお墓事情

2016年5月12日

 

「墓守」がいない「無縁墓」の増加

image001少子化や地方都市の過疎化が進み、「墓守」がいない「無縁墓」が増えているといいます(*1)。かつての日本では、地域に“菩提寺”を持つ人が多かったですよね。代々、その寺の宗旨に帰依して葬儀や法要を営んでもらい、そこに先祖代々の墓所を持つ。折に触れて墓所を参り、現世を生きる自分達を守ってくれている先祖に感謝し、近況を報告する。そんな習慣があった時代は、すでに遠くなりました。

 

記事によれば、生まれた土地でずっと暮らし続ける人は、今や1割程度しかいないのだとか。郷里を離れて暮らす子世代が、郷里にある先祖代々の墓を守っていくのは現実的には難しいものです。そこで今、郷里の墓から遺骨を移す「改葬」や墓を処分してしまう「墓じまい」が増えてきているというのです。

 

背景にあるのは死生観の変化

今後は、少子化や非婚化の影響がさらに強く出てくるはずです。いまは子どもを望む夫婦も、授かるなら男の子より女の子がいいという時代。娘だけの家庭や結婚しない一人っ子の家庭などは、墓守がいなくなる可能性が大きくなります。そうしたこともあってか、最近は、墓守を必要としない葬送を望む人が増えています。生前にお墓を購入し、永代供養を申し込む。または、墓を建てずに木の根元に埋葬する樹木葬や海に遺骨を巻く散骨などを望む。そんな葬送の仕方です。

 

墓を建てる人にも、変化が現れています。縦長の「和型」の墓石が減り、「洋型」といわれる横長の墓石を使う人が増えています(*2)。「和型」の墓石には、「○○家之墓」と書かれていることが多いですよね。これに対して「洋型」は書き込める情報量が多く、個人の生き様や絵などを描くこともできます。いわば、死者の記念碑的な墓です。こうした墓の変化には、現世中心の死生観が表れているといいます。死んだら仏になり魂は生き続けるという考え方から、死んだら生命は終わりを迎え、自然に帰るという現世中心の考え方へ。死生観が変化しているのです。

 

葬送も遺族ではなく自分で選ぶ時代へ

image003現世中心に考えるというのは、現世を生きた「個人」の方が、個人がこの世を去った後も続く「家」より重視されるようになったことだとも言えます。「家」に縛られなければ、葬送の仕方の自由度も高まります。どのような葬送にするかを遺族に委ねる時代から、自分自身で選択する時代に変わってきているのです。葬送は、人生最後の自己表現ということなのかもしれません。

 

2007年に大流行した「千の風になって」という歌には、死者はお墓の中に眠ってなどいない、という意味の歌詞がありました。自分達を守ってくれている先祖は、千の風になって、そこここから見守ってくれている。現世主義ということだけでなく、今の日本では、この歌のような自由な発想が広く受け入れられています。そうであれば、墓石を建てたお墓を必要と考える人が減っていくのは、自然なことなのかもしれません。

 

<文:宮下公美子 (社会福祉士・介護福祉ライター)>

 

*1 130万人のピリオド(9)増える無縁墓「墓の使用期限、設けては」(日本経済新聞 2016年4月11日)
*2 現代日本人の死生観の変化 (仙台放送 テレビで学べるスマート・エイジング教室[第3回] 2012年7月21日)

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内
この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す