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消極的、偏屈、怒りっぽい…高齢者だから仕方がないと思っていませんか?

2016年2月18日

混み合う階段を一歩ずつ上っていく。行列のコンビニのレジでゆっくりと小銭を出す。頭上の路線図を見ながら券売機の前で立ち往生する。駅のエスカレーターで一人だけみんなと違う側に立っている――そんな高齢者と接すると、時にはいらだちを感じることがあるかもしれません。しかし、人は誰でも歳を重ねると、頭の回転も身体の動きも少しずつゆっくりになっていくもの。そうした高齢者の特性を理解し、コミュニケーションを図っていくことの大切さを、新聞が取り上げています(*)。

 

息子に怒鳴りつけられた高齢の女性

o1ある昼時のレストランで、一緒に食事をする3世代の家族を見かけました。ランチセットで、メインの料理と飲み物とデザートが選べるレストランです。

 

50歳代くらいの男性が、80歳代くらいの女性に一生懸命ランチセットの説明をしていました。しかし、女性はなかなか理解できない様子。次第に男性はいらだち、声が大きくなっていきます。ついに、「だから、そうじゃないって、さっきから何度も言ってるじゃないか!」という声が店内に響き渡りました。女性は恥ずかしそうにうつむいてしまいました。

 

せっかくの家族みんなでの食事。女性は、このあと食事を楽しめただろうかと考えてしまいました。

 

男性は、「普通はこう説明すれば理解できる」と考えていたのだと思います。「こう説明すれば」の基準は自分です。しかし、前述の通り、高齢者の思考力・理解力・判断力は、多くの場合、加齢によって低下していきます。年若い人が自分を基準に「これぐらいわかるはずだ」「これぐらいできるはずだ」と考えても、それは難しい場合も多いのです。

 

高齢者を「自分の世界」に閉じこもらせないために

o2新聞記事では、「一呼吸待つこと」の大切さを伝えています。「通常、10秒で終えるやりとりに、高齢者の場合は15秒かける」とも。せかされると焦ってしまい、思考が空回りするかもしれません。しかし、時間をかければ理解できることも多いのです。

 

これは高齢者に限ったことではありません。何かをしたとき、何かを言ったとき、何かを聞いたとき、もしそのたびに怒られていたらどうでしょうか。人は誰でも、「また怒られるのではないか」と考えるようになります。そして、何かをすること、言うこと、聞くことをためらうようになる人もいます。反対に、「攻撃は最大の防御」とばかり、怒られる前に相手に強く出るようになる人もいます。

 

私たちは、そうした高齢者と出会うと、この人はそういう人なのだ、と思いがちです。年を取って消極的になった。偏屈になった。怒りっぽくなった、と。しかし本当にそうでしょうか。それは、怒られたり、笑われたり、あきれられたりする経験を何度もしてきたことで、自分を守るためにとっている態度なのかもしれません。

 

高齢者を、そんなふうに「自分の世界」に追い込まないために、どうしたらいいでしょうか。まずはテンポを合わせること。ゆっくりと短い文章で話すこと。失敗しても怒らないこと。その人の言動を批判せずに受け入れること。こうした対応は、実は子育てと共通するものがあります。高齢者を子ども扱いするということではありません。ただ、幼くて物事にうまく対処できない子どもへの対応を思い出し、年齢を重ねて能力が衰えてきた高齢者のことも、余裕を持って受け止めていけるとよいのではないかと思います。

 

<文:宮下公美子 (社会福祉士・介護福祉ライター)>

 

*高齢者とのコミュ力アップの秘訣は 専門家に聞く 認めて褒める/行動せかさない(日本経済新聞 2016年1月21日)

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