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一人暮らしの高齢者はうつ病になりやすい?地域や友達とのふれあいを大事に

2016年2月4日

近年、増加している高齢者のうつ。2016年1月、千葉大学などのグループの研究により、地域への愛着が強かったり、趣味の活動に取り組んでいたりする人の方が、うつ病になっても早く回復する傾向があることが明らかになりました(*1)。また、一人暮らしで、一人で食事をとることが多い高齢男性は、誰かと食事をともにしている人と比べて、うつのリスクが2.7倍であることもすでに明らかになっています(*2)。つまり、人とのつながりがうつのリスクを低減してくれるというのです。

 

友だちが少ないと、高齢者にはハイリスク?

o1人とのつながりというと、日本人は子どもの頃から、友だちの数が多い方がいい、というような考え方がありますよね。小学校に入学した子どもには、「友だちはできた?」と聞くのが定番。ソーシャルネットワークサービスでも、つながっている友だちの数がいかに多いかを競うようなところがあるように思います。

 

一方で、「友だちを増やそう」といわれても、積極的になれない人もいます。友だちが少なくても心地の良い関係を築けていたり、そもそも一人で過ごすことが好きだったり。いろいろなタイプの人がいます。しかし、「つながりがうつのリスクを低減する」と言われると、「友だちが少ない私はハイリスク?」と思ってしまいそうです。

 

予防医学研究者の石川善樹さんは、『友だちの数で寿命はきまる――人との「つながり」が最高の健康法』という衝撃的なタイトルの本を書いています。この本の中で石川さんは、「つながりが少ないと死亡率は2倍」「孤独は喫煙より身体に悪い」など、研究データをもとに伝えています。これを読んだ人の中には、「友だちが少ない自分は早死にしてしまうのか?」と不安になった人もいたかもしれません。

 

適度に人とふれあいながら過ごせる環境作りを

o2これについて、石川さんに話を聞くと、この本を書いた頃は、「友だちの数=つながり」ととらえ、物理的なつながりの数が健康に影響を与えると考えていたとのこと。しかしその後さらに研究を重ね、影響を与えるのは「孤独感」であるとわかったそう。つまり、友だちの数が少なくても、本人が孤独を感じていなければそれでいいのだとのことです。

 

漫画家の蛭子能収さんは、『ひとりぼっちを笑うな』という著書で、一人で過ごすことが好きなのだから、無理して友だちを作らない生き方でもいいじゃないかと書いていますよね。この本を読んで、「救われた」「ひとりぼっちは恥じることじゃないと考えるようになった」など、肯定的な感想を持った人が多いようです。ストレスを感じるのに、無理をして友だちを作る必要はないのかもしれません。

 

ただ、冒頭で紹介したように、他者とのつながりがあることによって、うつから回復しやすいというデータがあるのも事実です。これは、外から刺激を受けることがうつ症状の悪化を防ぐということ。また、一人で暮らし、一人で食事をする男性のうつリスクの高さは、うつ傾向が出てきたとき、早く気づいて対応してくれる人が周囲にいないことも関係していそうです。

 

一人が好きなのに、無理をして友だちを増やす必要はないかもしれません。しかし、全く一人で閉じこもっていては、様々なリスクに気づきにくくなることは間違いありません。歳を重ねたら、適度に人とふれあいながら過ごせる環境を整えていけるといいですね。

 

<文:宮下公美子 (社会福祉士・介護福祉ライター)>

 

*1 高齢者うつ 回復の決め手、やはり「人とのつながり」(毎日新聞 2016年1月9日)
*2 独居・高齢男性の孤食、2.7倍うつ誘発 千葉大など、3万7000人調査 (朝日新聞デジタル 2015年10月28日)

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