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在宅介護も特養入所も無理…そんな時の受け皿だった「介護療養病床」に変化

2015年12月10日

病院と介護施設の違いとは何でしょうか。
病院は治療を受けるところで、介護施設は生活の場ですよね。
それでは、特別養護老人ホームなどと同じ介護保険施設の一つである、「介護療養病床」とはどんな施設かご存じですか。これは継続的に医療的ケアを受けながら、長期療養する施設。介護保険で使える医療施設です。

 

この医療施設では、服薬管理、胃ろうなどの経管栄養の管理、痰の吸引、摘便などの排泄ケアが提供されています。本来は、積極的な治療は必要ないものの、医師の管理下での療養が必要な高齢者が対象。たとえば、複数の病気を持っていて、介護施設では対応が難しい高齢者などです。…しかし、実際には、在宅での介護が難しく、他の施設での受け入れが困難だという理由で利用されているケースも少なくありません。

 

症状が安定している高齢者のケアは病院から施設、在宅へ

o1介護療養病床は医療施設であるため、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設に比べると医師、看護師が多く配置されています。利用者や家族にとっては安心して療養生活が送れる施設ですが、その分、介護報酬は高め。それだけに、医療的ケアがそれほど必要ではない高齢者の利用は、介護費の増大につながるという批判があります。

 

こうした批判もあり、介護療養病床は介護費・医療費の削減のため、2018年3月末で廃止されることになっていました。介護老人保健施設など、他の施設に転換して運営していくことになっているのです。ところが、この転換がいっこうに進みません。

 

その状況を何とかしようと、厚生労働省は検討会を招集し、そこで高齢者を受け入れる新しい施設の案を示しました(*)。一つは、医療機能を持つ施設のイメージ。もう一つは、住宅に医療機関を併設させるイメージです。高齢者の医療は、症状が安定している場合、今後はできる限り住宅や介護施設で対応してほしい、ということですね。

 

医療的ケアの必要がない人の最期は、自宅や介護施設で

o2実際、最近は過剰な医療を避けようという意識が、高齢者本人、家族、在宅医の間で徐々に広まってきています。病気を持っている高齢者のケースではありませんが、たとえばよくあるのは、平均寿命を超える年齢の高齢者が、食事や水分を摂れなくなってきた、というとき。以前であれば、脱水を避けるために点滴をするケースがよく見られました。

 

しかし今は、徐々に体が人生の締めくくりに向けた準備を始めたのだと、医師が判断。家族と話し合いながら、無理に水分や食事をとらせず、自然の流れに任せるという対応をする場合もあります。つまりそこから先は医療より、介護メインで対応していくということです。そのときのケアの場は医療施設である必要はありません。

 

こうしたことから、今後は医療の関与の必要度が、これまで以上にきちんと見極められるようになっていくと思われます。
医療的ケアが必要な人。
必要だけれど医療施設でなくてもケアできる人。
月1回程度の医師の診察で大丈夫な人、
というように。
そして、医療の関与の必要度が低い人は、自宅や介護施設でケアしていくことになるでしょう。

 

病院で最期を迎えるのではなく、自宅や介護施設から天国に旅立っていく。これからはかつての日本のような、そんな時代に戻っていくのかもしれません。

 

<文:宮下公美子 (社会福祉士・介護福祉ライター)>

 

*厚労省:医・住接近の2案提示 高齢者療養病床の代替 (2015年11月28日 毎日新聞)

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