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高齢者だから食べなくていい、は大間違い!万病の元「低栄養」を防ぐには?

2015年8月6日

できるだけ長く、住み慣れた自宅や地域で暮らし続けられるよう、支える仕組みである「地域包括ケアシステム」。地域包括ケアシステムでは、「介護予防」が重視されています。介護予防というと、身体機能の維持・向上が中心になりがち。もちろん、それも大事ですが、介護予防では、実は食事についての栄養指導もとても重要だということをご存じでしょうか。

 

低栄養は寝たきりにつながるリスク要因

o1栄養指導と言うと、メタボ予防をイメージするかもしれません。しかし、高齢者に多いのは栄養過多より低栄養。入院中の高齢者を調査したところ、約4割が低栄養だったという報告もあります。では低栄養だと、どんなリスクがあるのでしょうか。

 

まず、筋力が落ちるので、ふらつくなど転倒するリスクが高まります。骨密度も下がるので、ちょっとした衝撃、転倒でも骨折しやすくなります。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になると、くしゃみをしただけで背骨を圧迫骨折してしまう人もいます。

 

また、筋力が落ちると、動くのが億劫になる→さらに筋肉量が落ちる、という悪循環も。さらには、免疫力が落ちて、肺炎やインフルエンザ、ノロウィルスなどの感染症にもかかりやすくなってしまいます。皮膚ももろくなるため、褥瘡(じょくそう)〈床ずれ〉になりやすいですし、なった場合には治りにくくなります。つまり、低栄養は病気や寝たきり状態を招く大きなリスク要因だということです。

 

高齢者は若者よりたんぱく質を多く摂る必要が

1人暮らしや夫婦2人暮らしの高齢者は特に食事がおろそかになり、低栄養になりやすいといわれています。また、高齢者は栄養に関する誤った思いこみも少なくありません。例えば、歳をとったらあまり動かなくなるからエネルギー摂取量は少なくてよいと考えたり、野菜中心の食事の方が健康的と考えて肉や魚をあまり摂らなかったり。しかし実は、摂取したたんぱく質から筋肉などをつくる効率は、年を重ねるほど下がっていきます。つまり、若いときより多くのたんぱく質を摂取しないと、筋肉は落ちてしまうのです。

 

低栄養が怖いのは、本人も周囲の人も意外に気づきにくいこと。急にやせてきた、何となくボーッとしていることが増えた、顔色が悪いなど、気になる徴候があったら一度受診したほうがいいかもしれません。不安のある人は、低栄養になっていないかどうか、表の指標を参考に確認してみてください。

 

●米国栄養士会による低栄養の指標

指標 概要 低栄養とされる値
BMI 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) 18.5未満
体重減少率 (通常の体重-現在の体重)÷通常の体重:減少した期間 10%以上:6か月
血清アルブミン値 血液中に含まれるたんぱく質の一種の量 3.4g/dl未満

 

低栄養の原因に応じた対応を

02低栄養になるにはいろいろな原因があります。例えば、高齢者本人の問題として、調理が億劫・できない、栄養に関する知識が乏しいといったこと。最近は、自治体による介護予防事業で栄養指導や料理教室が行われるケースも増えています。こうした教室に参加して知識を身につけたり、ヘルパーの力を借りて調理をしたりすることも低栄養を防ぐ一つの方法です。

 

あるいは、買い物に行けず、食材がないといった問題。食材をカタログで注文できる生協などを上手に利用できるといいですね。大手スーパーでは、インターネットで注文すれば自宅に配達してくれる“ネットスーパー”実施店も増えています。配達エリア内なら、パソコンが得意な子どもや孫に頼んで注文してもらうといいかもしれません。

 

また、入れ歯が合わずよく噛めない、唾液が出にくくなり飲み込めないといったことも低栄養の原因になりがちです。こうした口腔の問題は、実は見過ごされることが多いもの。唾液の出にくさなどは、唾液腺のマッサージによって改善されることがしばしばあります。一度、歯科医院を受診して歯科医や歯科衛生士に相談するとよいでしょう。

 

このほか、手っ取り早く栄養を確保するなら、自宅にお弁当を届けてくれる配食サービスなどを利用するのも一つの方法です。十分な栄養を摂ることは、健康を維持する上での大前提です。年を重ねたら、運動を心がけるだけでなく、食事にも十分注意を払いたいものですね。

 

<文:宮下公美子 (社会福祉士・介護福祉ライター)>

 

●こちらのページで、高齢者が食べやすいレシピを多数ご紹介しています
→高齢者のための「介護食・レシピ」

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