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飲み残し、飲み忘れ…余った薬ありませんか?無駄をなくせば薬代も軽減!

2015年7月2日

oasis1最近、テレビや新聞で、高齢者に処方された薬の飲み残し問題がしばしば取り上げられています。飲み残した薬は、「残薬」と呼ばれます。高齢者の残薬は、年475億円に上るという推計もあります。(*1)

 

年齢にかかわらず、症状が落ち着いたから、自己判断で処方薬の服用を中止する。服用量を減らす。そんな話はよく耳にします。処方薬は、処方どおりに服用することが大切。

 

ですからこうした自己調整も非常に問題なのですが、高齢者の残薬の原因はそれだけではありません。たくさんの残薬が出てしまうのは、次のような原因が指摘されています。

 

●高齢者の残薬問題の原因は?

(1) 内科や整形外科、耳鼻科など、複数の医療機関を受診して、同じ薬が重複して処方されているため、重複分が残っていく
(2) 処方薬の種類が多すぎて飲み忘れる。飲み間違える
(3) 生活リズムと服用時間が合っていないため、服用できない

 

 

重複処方を避けるために「お薬手帳」を活用

薬剤師に聞くと、(1)のように重複処方されやすいのは、胃腸薬だといいます。
例えば、受診先で「お通じは出ていますか」と聞かれて、「最近、便秘気味で…」と答え、便秘薬が処方されるならわかりやすいですよね。

 

しかし、わかりにくいのは、治療薬の副作用を抑えるために胃腸薬が処方されるケース。

 

「治療薬を飲むと便秘しやすくなるから便秘薬も出しておきましょう」
「胃が荒れやすくなるから胃薬も飲んでくださいね」

 

そんな説明を聞き逃すと、家に便秘薬や胃腸薬がたまっていってしまいます。医療費や薬代は、自己負担が1割から3割。1000円の薬も自分で払う額が100円や300円だと、つい、「もらうだけもらって飲まなければいいや」と考えてしまいがち。しかし、飲まない薬は無駄な出費です。また、一人の「まあいいや」が積もり積もることで、冒頭で書いたように、日本全体では475億円もの医療費の無駄遣いになってしまうのです。

 

また、残薬も問題ですが、便秘薬や胃腸薬が重複処方されていると気づかないのも怖いこと。同じ薬効の複数の薬が処方されていると気づかずに服用して、体調を崩してしまうこともあります。

 

こうした問題を避けるためには、受診の際には必ず「お薬手帳」を持っていき、医師に見てもらうことが大切です。「お薬手帳」とは、薬局で申し出ればもらえる処方薬の記録帳。薬局でもらった処方薬の名称や用量、用法が書かれたシールを貼っていきます。自分でそこに処方薬を服用した後の体調変化などをメモしておくと、医師が次の処方を検討しやすくなり、さらに有効です。

 

 

複数の薬は「一包化」してもらうと間違いにくい

oasis2(2)の「処方薬の種類が多すぎて飲み忘れる。飲み間違える」問題。1カ所の医療機関からの複数の薬が処方されているのなら、「一包化」が解決につながります。

 

一包化とは、服用する薬を服用1回分ごとに、「朝食後」「昼食後」などと印刷した小袋にまとめてもらうこと。医師から指示を出してもらうと、たいていの錠剤は薬局で一包化してもらえます。これなら、その小袋の薬をまとめて一度に服用すればよいので、飲み間違いを防げます。

 

薬局によっては、服用する日付も印刷してくれるところもあります。これだと、飲み忘れも防ぎやすいですね。飲み忘れた場合も、いつ飲めなかったか、あとから確認できます。飲み間違いや飲み忘れで悩んでいる人は、一包化を医師に頼んでみるとよいでしょう。

 

(3)の「生活リズムと服用時間が合っていないため、服用できない」は、宵っ張りの朝寝坊の人などに多い問題。1日3回服用の薬が処方されたものの、朝起きるのが11時近い。そんな人は朝昼兼用食で1日が始まり、朝食後の薬が服用できません。これは、生活リズムを変えるか、処方薬を1日2回で効く薬に変更してもらう必要があります。

 

 

まず、残薬の存在に気づくことが重要

高齢者の残薬問題は、こうしたさまざまな背景から起きています。しかし、最も問題なのは、残薬が増えていっていることに、誰も気づいていないケース。1人暮らしで認知症のある高齢者などは、訪問ヘルパーによる服薬の確認などが必要です。家族が、残薬がたくさんあることに気づいた場合は、薬名、処方日、残量をメモした上で、受診の際に医師に相談してみましょう。その後の処方量を調整してくれるはずです。

 

また、医師専用コミュニティサイト MedPeerが実施した調査では、6割近い医師が、「診察時に薬を処方しない医師は患者受けが悪い」と感じていると言います(*2)。そもそも、患者側が安易に薬に頼るのをやめて、「必要のない薬の処方は求めない」という姿勢が必要かもしれません。

 

<文:宮下公実子(介護福祉ライター・社会福祉士)>

 

*1 高齢者、減らせ「残薬」 「年475億円分」の推計も (朝日新聞 2015年4月8日)

*2 「”飲み忘れ”や”飲み残し”による『残薬』の問題」 に関する医師へのアンケート結果

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