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連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

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ウソも方便~Dカフェ懇話会(お医者さんを囲んで)取材2

2014年10月24日

Dカフェ・ラミヨの専門家を囲む会では、毎回、集まる方々がリラックスして専門家や参加者と懇談します。都立 松沢病院 認知症疾患医療センター長の新里和弘さんをゲストにお呼びした会は、『笑いと認知症』をテーマに、全員が大笑い。さて、どんな内容だったのか続きをご紹介します。

 

介護は楽しく知恵比べ

3_1前回、新里先生から、「介護は楽しく知恵比べ」という言葉がありました。

 

参加者からも、「どんな反応がかえってくるかを想像し、攻略法を考えると楽しくなってくる」、「うまくいったときには心の中でガッツポーズしている」という声も。まさに知恵比べ、ですね。

 

 

 

新里先生は言います。
「『認知症の人に嘘をついてもいいですか?』と聞かれることがあります。私は、『いいですよ』と答えています。ただし、その嘘が、ご本人が安心を感じられる、自然なものであれば、と条件を付けます。その場しのぎのとって付けたような嘘はよくありません。」

 

ご主人が認知症だという奥様の例を話してくれました。

 

3_2「ご主人がデイサービスに行っている間、外来にお薬をとりにいらっしゃる奥さんから相談を受けました。夫が『そろそろ岡山のおふくろのところに帰ろうか?』と奥さんに何度も話しかけるのだそうです。実はご主人の母親はもう既に亡くなっていて、『お母さん、亡くなったわよ』というと、『えー』ってご本人は驚くのだそうです。『○○病院で亡くなったじゃない、あなたも看取ったわよ、お墓も○○よ』など話をすると、ご主人は神妙な顔をして聞いています。全部話すのに、20~30分かかるそうです。ところが・・・2、3時間もするとまた、『岡山に帰ろうか』と同じ質問がでてきて、これが1日ずっと繰り返されるとのこと。『どうしましょうか?』そういう相談です」

 

新里先生は続けます。

 

「それで、その奥様と相談し『お母さん、身体が丈夫だから大丈夫よ、でもあなたがそういうんだったら、今度一緒に帰りましょ』と答えてもらうことにしました。するとその質問は2回でぴたりと止まったというです」

 

どういうことでしょうか?参加者全員、興味津々です。

 

「この話は、とても深い話だと思います。『お母さん、亡くなったわよ』、この事実はまるで湯船に飛んだシャンプーの泡のように、ご本人の頭からサーッと消えてなくなります。ところが、母親がいなくなって寂しい、親孝行できたかな、そんな感情は残っていて消えないんです。その感情に背中を押されるようにして、『岡山のおふくろのところに・・』っていう同じ言葉が出てくるのだと思います。でも、『お母さん、身体が丈夫だから大丈夫よ』と聞いた時には、その感情の方が治まった。安心できたのだと思います。ですので質問がピタッと止んだ。嘘をついたことになりますが、私はこの対応で正しかったのだと思います。ある程度認知症が進行すると、本人が一番いいと感じる対応が、一番必要とされる対応となっていきます。それはしばしば、われわれが『こうあるべきだ』と考えている対応とは異なることがあるのです」

 

認知症がすすむと、真実を伝えることが必ずしもいい対応とは限らない。認知症の人は、記憶力が弱まる分、目の前の一瞬一瞬を生きている。だからこそ、その刹那刹那の安心感が大切だというお話しでした。ハッと気づかされますね。

 

次回は、先生のお話の後のフリートークの様子をご紹介します。こちらも役立つ情報がもりだくさんです!

 

*Dカフェnet主催のイベント【めぐろ認知症ぷらすミーティング】が11月5日(水)に行われます。
新里和弘さんの講演のほか、保健師やケアマネの相談コーナー、介護サービス情報コーナー、ハンドケアなどの体験コーナーも。介護経験者と交流できる認知症カフェもあります。
詳しくはこちら → Dカフェまちづくりネットワーク 公式サイト

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