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高齢社会に新潮流、広がる“墓友”

2014年1月20日

死に場所の価値観を共有する、身内より深い仲

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実際の樹木葬墓地の様子

高齢化社会となり介護がすっかり一般的な認識となった昨今、それと平行し核家族化も進み、一人世帯の高齢者も増加していますが、そうしたなか「墓友」と呼ばれるサークルを作る動きが高齢者の間で活発になっています。

 

「墓友」とは、死後に眠るお墓の場所を共有し、元気なうちから定期的に集まっては趣味や語りあいの場を設け、残された人生を充実して過ごそうと集った仲間のこと。NPO法人エンディングセンター理事長で、「墓友」の名付け親でもある井上治代さん(東洋大教授)は、「墓友」について次のように言います。

 

「墓友は、樹木葬やお寺の永代供養墓など、跡継ぎを必要としないお墓に見られる現象です。死後に寄りそう場所を共有する者同士が、生前からつながりを持つこの形態は20年ほど前からありました。ただ、ここ数年はそうしたサークルが増え、語りあいの会を催したり、旅行をしたり、食事をしたりといった活動も目に見えて活発になってきました。墓友という言葉を意識的に使うようになったのは、今から3、4年前です」

 

「墓友」を生む、「跡継ぎを必要としないお墓」の代表例が、墓石を持たずに木の下に遺骨を埋める「樹木葬」だそうです。

 

「樹木葬とは、墓石の代わりに樹木を墓標とするものです。同じ自然志向の葬法として『散骨』が知られていますが、これは墓地以外に埋めてはいけないと規定する法律(墓埋法)の範疇外で行われるもの。一方の樹木葬は墓地として都道府県から許可を受けた場所に埋葬します。たとえば、エンディングセンターが町田市(東京)にある民間霊園『町田いずみ浄苑』内に企画し運営している樹木葬墓地では、桜の木を墓標とし、芝生内に1人用から家族用まで区画を設定。1、2人用の場合、30㎝四方の土地が割り当てられ、その中に穴を掘って遺骨を埋める形をとっています」(井上さん)

 

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会員が集まって故人を弔うほか、詩の朗読や俳句、散策などの墓友のサークル活動も

同霊園の樹木葬墓地では、毎年、桜の花が咲く時期に会員が集まって故人を弔うほか、詩の朗読や俳句、散策などの墓友のサークル活動も活発なのだといいます。

 

「会員数は現在、2600人程度。2005年の設立当初から、年々右肩上がりで増加し続けています」(井上さん)

 

こうしたある種のブームの背景にあるのは、跡継ぎ問題と、井上さんは言います。

 

「核家族化が進み、未婚者や子供のいない人が増えているので、高価な墓を購入しても、将来的に面倒を見てもらえる保証がない。それなら、墓石を持たずに自然に還るという方法をとった方が家族にとって幸せと考える人が増えているのです」(井上さん)

 

例えば東京の場合、「墓の価格(永代使用料+墓石費用)は200万円~300万円が平均的」(都内・葬儀会社)と言われますが、樹木葬の使用料は一人40万円。低コストな点も樹木葬が人気を集める要因になっているようです。

 

「樹木葬」の使用料

1人用 40万円
2人用 80万円
家族(5人用) 100万円

※埋葬料は別途
※町田いずみ浄苑(東京・町田市)の『桜葬』の使用料

 

 

 

樹木葬の需要が高まり、墓友が広がりを見せる中、前出のエンディングセンターには「40代の墓友グループありませんか?」「友達同士で墓をシェアするにはどうすれば?」といった問い合わせが増えているのだそう。

 

「最近、誤った認識を持つ方が増えているのですが、墓友とはあくまでも自然発生的に生まれる副産物。樹木葬という最期を選択した者同士であるからこそ、死後の価値観を共有できる深い結びつきが生まれ、共に残された人生を充実して過ごせるようになるわけです」(井上さん)

現代社会にマッチする樹木葬の需要は今後も広がりそうな気配。それに連れて、葬儀と墓の多様化もますます進んでいくのかもしれません。

<興山英雄>

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