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車いすでも介護ができるリフォームを 4~介護のお金・介護保険Q&A

2017年2月13日

「親の介護、そろそろ必要になるかも」「自分が高齢になったら、いったい誰が面倒を見てくれるんだろう」。そんな不安に駆られたら、まず気になるのがお金のこと。でも、介護ってどれくらい費用がかかるものなのか、検討がつかない人も少なくないはず。そこで、介護事情に詳しいファイナンシャルプランナーの山田静江さんに、『介護とお金』にまつわる素朴な疑問をぶつけてみました。

 

▽相談内容

妻が車いす生活となり、在宅介護をはじめて約1年が経ちましたが、介護を想定していない今の設計では快適な生活ができないことがよく分かりました。

 

床面の段差解消や手すりの設置、各部屋出入り口のスペースの確保……など、今回、自宅の全面リフォームを考えているのですが、費用は介護保険をフル活用して1円でも安くしたい。

 

低コストで、使い勝手のよい改修をするには、どんなことを心がけたらいいですか?

 

 

 

▽山田さんの回答

さて、今回はトイレの介護リフォームを考えていきましょう。ポイントは、弱った足腰・膝への負担を軽くする「和式便器から洋式便器への変更」、「開き戸から引き戸への変更」、「手すりの取り付け」といったことがあります。

 

住宅改修の支給対象となるか否かは、玄関や浴室のケースと同じで、やはり工事の有無がその決め手となりますので、上記に挙げた3例は支給対象と考えて差し支えありません。

 

では、「既存の洋式便器に洗浄機能を取り付ける工事」は住宅改修の支給対象になるでしょうか? 介護保険制度において、便器の取替えを住宅改修の支給対象としているのは、立ち上がるのが困難な場合などを想定しています。ですから、洗浄機能のみを目的として、これらの機能が付加された便座に取り替える場合は住宅改修の支給対象外となります。

 

では次に「和式便器から洗浄機能付き洋式便器への取替え工事」は支給対象になるか? 商品として洗浄便座一体型の洋式便器が一般的に供給されていることを考慮すれば、住宅改修の支給対象になると考えて差し支えありません。また、和式便器の上に置いて腰掛式に変換する場合は、住宅改修に該当せず、「腰掛け便座」として特定福祉用具購入の支給対象となります。

 

介護リフォーム・住宅改修について、こちらでも詳しくご紹介しています

介護リフォームをするとどんなメリットがあるの?
→介護リフォームの基礎知識

 

介護保険を使うときの、条件・手続きとは?
→介護保険を使ったリフォームの方法

 

 

プロフィール

山田静江(やまだ・しずえ)
ファイナンシャル・プランナー(CFP/FP技能士1級)。株式会社 WINKS 代表。日本FP協会埼玉支部幹事。
大学卒業後、都市銀行に入社。その後、会計事務所勤務、独立FP会社勤務を経て2001年にFPとして独立し、現在に至る。「損得ではない安心して暮らすためのプランニング」をモットーに活動している。
現在は介護や高齢者住宅問題のスペシャリストとして講演、執筆活動を展開している。

http://winks.biz/

 

 

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