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介護との両立に疲れ退職を悩んでいるDさん~介護のお金・介護保険Q&A

2016年6月13日

「親の介護、そろそろ必要になるかも」「自分が高齢になったら、いったい誰が面倒を見てくれるんだろう」。そんな不安に駆られたら、まず気になるのがお金のこと。でも、介護ってどれくらい費用がかかるものなのか、検討がつかない人も少なくないはず。そこで、介護事情に詳しいファイナンシャルプランナーの山田静江さんに、『介護とお金』にまつわる素朴な疑問をぶつけてみました。

 

▽相談内容

――父親の介護と仕事の両立に疲れてきました。仕事の疲れが残ったまま帰宅してもゆっくり休めない。休日も父親につきっきりです。いっそのこと、もっと楽な仕事に変えるために会社を辞めようかと思っています。転職先の当てはないのですが……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽山田さんの回答

退職は考え直した方がよさそうですね。辞めてすぐ、転職先が見つかるわけがありませんから、収入は確実に減りますし、場合によっては親のために自分の生活が破綻することにもなりかねません。会社を辞めようと思っているくらいなら、介護休暇を取ってみてはいかがでしょう?

 

育児・介護休業法では、企業が最低限用意すべき支援制度を定めています。家族の誰かに介護が必要となった場合、社員には介護休暇を取得する権利が認められます。1年に5日(対象となる家族が2人以上の場合は年10日)取得でき、入院の準備や付き添いに使うことも可能です。
在宅介護や高齢者施設への入居に備え、介護休業を取得することも可能です。休みに入る2週間前までに申告すれば、通算で93日間休めることになります。これを使えば、今の仕事と収入をある程度維持しつつ、親の介護に専念できるようになりますよ。

 

 

プロフィール

山田静江(やまだ・しずえ)
ファイナンシャル・プランナー(CFP/FP技能士1級)。株式会社 WINKS 代表。日本FP協会埼玉支部幹事。
大学卒業後、都市銀行に入社。その後、会計事務所勤務、独立FP会社勤務を経て2001年にFPとして独立し、現在に至る。「損得ではない安心して暮らすためのプランニング」をモットーに活動している。
現在は介護や高齢者住宅問題のスペシャリストとして講演、執筆活動を展開している。

http://winks.biz/

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