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「高額だったリフォーム、結局ほぼ使わず…」~介護のお金・介護保険Q&A

2017年2月20日

介護にはあらゆる場面でお金が絡むもの。介護保険の仕組みがわかっても、実際さまざまな介護の場面でどのぐらいお金がかかるかは案外知られておらず、実際に困った経験がある人も少なくありません。さまざまな介護の「困った」ケースを見て、自分の介護に役立てましょう。
<取材・文 興山英雄/協力 ファイナンシャルプランナー 山田静江さん>

 

実例

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佐藤さんは脳梗塞による片まひで、要介護4になった母親をフルタイムで働きながら自宅で介護をしていたが、ある日母親が脳梗塞と診断されて1カ月半くらい入院し、3カ月前に病院側から「まもなく入院期限です。すぐに自宅で介護するか、介護施設に入所するか、決めてください」と告げられ、母親の希望通り、自宅で介護をすると決めて慌てて準備に取り掛かった。

 

トイレ、玄関、浴室などをバリアフリーにリフォームし、なかでも浴室に金額がかかり、総額300万円ほど掛かった。しかし浴室に関しては、麻痺の残る母親を入浴させるのが不安で、結局リフォーム後、母親の入浴介助で浴室を使ったのは一度きり。今は月4回・6000円で訪問入浴を利用。無駄な出費になってしまった……

 

 

山田さんのワンポイントアドバイス

『大がかりなリフォームは独断で事を進めない』

 

大がかりな改修工事が必要になる浴室のリフォームは、費用が100万円を超えることも多く、トイレや玄関、廊下と比較しても高額になりがちです。佐藤さんの場合、病院側に告げられた入院期限が迫っていたこともあり、契約を焦ってしまいましたね。

 

気持ちに余裕がないなか、「介護保険が使える」などとリフォーム業者に契約を急かされ、ついハンコを押してしまったのでしょう。

 

要介護4の人を入浴させるのは技術的にも体力的にも難しく、その点を事前に留意すべきでした。

 

介護リフォームをムダにしないためには、独断で事を進めるのではなく、ケアマネや福祉住環境コーディネーターに十分に相談することです。

 

 

介護リフォーム・住宅改修について、こちらでも詳しくご紹介しています

介護リフォームをするとどんなメリットがあるの?
→介護リフォームの基礎知識

 

介護保険を使うときの、条件・手続きとは?
→介護保険を使ったリフォームの方法

 

 

プロフィール

山田静江(やまだ・しずえ)
ファイナンシャル・プランナー(CFP/FP技能士1級)。株式会社 WINKS 代表。日本FP協会埼玉支部幹事。
大学卒業後、都市銀行に入社。その後、会計事務所勤務、独立FP会社勤務を経て2001年にFPとして独立し、現在に至る。「損得ではない安心して暮らすためのプランニング」をモットーに活動している。
現在は介護や高齢者住宅問題のスペシャリストとして講演、執筆活動を展開している。

http://winks.biz/

 

 

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