在宅介護に役立つ介助方法・介助技術を介護のプロがご紹介。安全で、介助する側にも負担の少ない介助動作のポイントを流れにそってご紹介します。
今回は看護師が教える「ニッパー型爪切りで、硬くなった爪を切る方法」です。
ニッパー型爪切りは、足をはじめ、硬く厚くなった爪や、通常の爪切りでは切れないような変形した爪を切るのに適しています。
なお、もろくなっている爪はニッパーや爪切りで切らずに、やすりで削りましょう。

【1】入浴や手浴・足浴で爪を柔らかくする
高齢者の爪が乾燥して硬くなっている場合は、入浴後の爪が柔らかいときに切りましょう。長期間寝たきりの方は手浴・足浴で爪を柔らかくすると切りやすいです。

【2】ニッパーを爪に対して平行に当てて切る
はじめに、ニッパーを爪に対して平行に当てて爪を切ります。次に、左右に残った爪の端→さらに残った左右の爪の角を切りましょう。
爪を切る際は、深爪にならないよう注意しましょう。

【3】やすりをかける
やすりをかけて、爪の切り口を滑らかにしましょう。

●こちらのページも参考にしてください。
→ 写真でわかる「正しい爪切りの使い方」
<協力・カイゴ大学>