在宅介護に役立つ介助方法・介助技術を介護のプロがご紹介。安全で、介助する側にも負担の少ない介助動作のポイントを流れにそってご紹介します。
今回は介護福祉士が教える「食事前の口腔体操」です。
食事前に口腔体操をすることで、口周辺の筋肉が活発になり唾液の分泌を促し、誤嚥を予防します。
【1】口を大きく開ける
口を大きく開ける→閉じる
これを2回繰り返しましょう。

【2】口をすぼめる
口をすぼめる→元の状態に戻す
これを2回繰り返しましょう。

【3】口を膨らませる
口の中に空気を入れて膨らませる→元に戻す
これを2回繰り返しましょう。

【4】舌を出す
舌を出す→引っ込める
これを2回繰り返しましょう。

【5】舌を左右に出す
舌を左に出す→元に戻す→舌を右に出す→元に戻す
この舌の動作を1セットとします。これを2セット繰り返してください。

【6】舌を口の中で左右に動かす
舌を口の中で左に動かす→元に戻す→舌を口の中で右に動かす→元に戻す
この舌の動作を1セットとします。これを2セット繰り返してください。

【7】「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」と発声する
大きく口を動かして「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」と発声しましょう。

【8】肩を上げる
肩を上げる→元に戻す
これを2回繰り返しましょう。

【9】首を左右に回す
首を右にぐるりと1周回しましょう。次に左にぐるりと1周回しましょう。

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