在宅介護に役立つ介助方法・介助技術を介護のプロがご紹介。安全で、介助する側にも負担の少ない介助動作のポイントを流れにそってご紹介します。
今回は看護師が教える「入れ歯を保管する方法」です。
毎日のお手入れで、口から美味しく楽しく食事をとりましょう。
【1】入れ歯をはずし、洗浄する
入れ歯をはずし、洗浄しましょう。洗浄方法は以下のページを参考にしてください。
→ 入れ歯の洗浄方法/ブラシで入れ歯を洗浄する方法~写真でわかる高齢者介護
睡眠中は唾液の分泌量が減るなどの理由から菌が繁殖しやすくなります。
夜間は入れ歯の土台となる歯茎を休ませるためにも、入れ歯をはずしてから就寝しましょう。

【2】水を注いだケースに入れ歯を入れる
ふたのあるコップやケースに水またはぬるま湯を注ぎましょう。そして、入れ歯をケースに入れて保管しましょう。以下のポイントも確認してください。
・洗浄剤を使うと良いでしょう。歯ブラシが届かない部分まで洗浄・除菌できます。
・ケースに熱湯を注ぐと、入れ歯の変形や破損の原因になります。
・入れ歯をティッシュにくるみポケットにしまう高齢者もいますが、紛失や破損の原因になります。きちんとケースに入れましょう。

【3】ケースの水を捨て、洗浄する
カビの発生を防ぐためケースは毎日水を交換し、ブラシなどで洗浄しましょう。

こちらの記事も参考にしてください。
→ 口腔ケアの基本~高齢者の介護方法<口腔ケア>
<協力・カイゴ大学>