今回のテーマは、「便利な口腔ケアグッズ」について。口の中の汚れやすい部分をチェックしながら、役立つグッズを紹介していきます。
取材協力・明正会グループ http://www.meisei-g.com/
<取材・文/橋本範子>
まずは口の中を鏡でチェックしてみましょう!
あまりじっくり自分の口の中を見ることってありませんよね? でも、実は意識しないと見逃してしまう汚れやすい箇所がいくつかあるのです。
【汚れやすい箇所と汚れの原因】
1.上あご 痰、食べかす
2.頬粘膜 古くなった角質
3.舌 舌苔(ぜったい)
※舌苔とは、舌の表面にある糸状乳頭と呼ばれる組織に、苔のように付いている付着物
4.口腔前庭 食べかす
5.歯と歯茎の間 食べかす
口腔ケアグッズで、正しいケアを実践
見える部分のケアでは十分ではなく、見えない所ほど汚れがいっぱいです。歯ブラシを使えば良いのですが、奥の方や前歯の裏など磨きづらい部分は口腔ケアグッズを使用してみましょう。綿棒での代用も可能です。
【ポイント】
(1)歯を磨くというより“汚れを掻き出す”ようなイメージで。
(2)水で湿らせてから実行しましょう。できれば洗浄効果のある専用ジェルを使用しましょう。
(3)前歯と唇の間の部分は、口を半開き状態にした方が磨きやすいです。

長さや形、使い捨てから洗って使えるタイプまでさまざまなタイプがあります

(画像左)口を大きく開いた状態。疲れてしまう上、スポンジが奥まで入っていきません
(画像右)口を半開きにした状態。スポンジが奥まで入り、汚れをしっかり取り除く事ができています
プロフィール
よっし~
介護福祉士、ガイドヘルパー(全身性・視覚)。東京都葛飾区にある「ケアサービス新小岩」にて所長を務める。
