介護では、高齢者の加齢に伴い、運動量の低下とともに、代謝の衰えも始まりますが、緩やかに状況が変化し始めていることに気づきにくいものです。
ここで紹介するレシピは、身体に負担をかけず、健やかな食事をご提案し、その上で食べやすさや飲み込みやすさも考慮しています。体に負担をかけない食事というのは、介護をする方にとっても日々を健やかに過ごせる食事と言えるでしょう。介護する方がいただいても十分に美味しいレシピです。
9月のポイント
まだ暑い日もありますが、朝晩の気温も下がって季節の変わり目を実感することが多いでしょう。9月は季節の節目として捉える物事が多く、季節の移り変わりを感じ、旬の物を食べる習慣を楽しんでみてください。
里芋の田楽
独特のぬめりには、免疫力や胃腸の働きを促進する力があると言われています。1年中出回りますが、旬は秋から冬にかけてです。
材料(2人分)
里芋4個
クルミあん:クルミ20g 味噌大さじ2 メープルシロップ大さじ1 水適宜
作り方
1.里芋は綺麗に洗い、上を少しカットして柔らかくなるまで蒸す。
2.クルミは炒ってすり潰し、味噌、メープルシロップを加えて、好みの固さになるように水でのばす。
3.蒸し上がった里芋にクルミあんをのせて盛りつける。
ワンポイントアドバイス
残ったクルミあんは、茹でた野菜と和え物にしても美味しいです。
プロフィール
寄國揚こ (よりくに ようこ)
リマ・クッキングスクール認定 マクロビオティックインストラクター/雑穀エキスパート/介護食士/米粉マイスター/菓子製造業 ”34″運営
広告代理店に長年勤める傍ら、食に深い興味を持ち、マクロビオティックのインストラクターとなって独立。出張料理教室・出張シェフというスタイルで、その人のライフステージに合わせた食の提案を行なっている。一方で介護現場も経験し、介護食士の資格も取得。
http://www.facebook.com/macrobianyori
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