介護では、高齢者の加齢に伴い、運動量の低下とともに、代謝の衰えも始まりますが、緩やかに状況が変化し始めていることに気づきにくいものです。ここで紹介するレシピは、身体に負担をかけず、健やかな食事をご提案し、その上で食べやすさや飲み込みやすさも考慮しています。
体に負担をかけない食事というのは、介護をする方にとっても日々を健やかに過ごせる食事と言えるでしょう。介護する方がいただいても十分に美味しいレシピです。
8月のポイント
蒸し暑い夏は食欲が落ちやすい時期です。主食も軽めにしたり、酸味や香りで食欲を誘う工夫をしてみましょう。
豆腐の混ぜご飯
蒸し暑く湿度の高い夏は、主食であるご飯が食べにくく感じがちです。そのご飯に豆腐と薬味を混ぜて、あっさりと食べられる工夫をしました。豆腐の口当たりと、薬味の香り、梅の酸味でさっぱりといただけると思います。

材料(1人分)
大葉1枚
ミョウガ1/2個
梅干し1個
炊いたご飯1/2膳
豆腐50g
すりごま小さじ1/2
作り方
1.大葉とミョウガをみじん切りにする。梅干しは叩いておく。
2.炊きあがったご飯に手でほぐしながら豆腐を加え、1の薬味と梅干し、すりごまを加えてさっくりと混ぜる。
ワンポイントアドバイス
梅干しは大きさに差がありますので、入れる量はお好みで調整してみてください。
プロフィール
寄國揚こ (よりくに ようこ)
リマ・クッキングスクール認定 マクロビオティックインストラクター/雑穀エキスパート/介護食士/米粉マイスター/菓子製造業 ”34″運営
広告代理店に長年勤める傍ら、食に深い興味を持ち、マクロビオティックのインストラクターとなって独立。出張料理教室・出張シェフというスタイルで、その人のライフステージに合わせた食の提案を行なっている。一方で介護現場も経験し、介護食士の資格も取得。
http://www.facebook.com/macrobianyori
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