高齢者は加齢に伴い、運動量の低下とともに、代謝の衰えも始まりますが、介護では、緩やかに状況が変化し始めていることに気づきにくいものです。
ここで紹介するレシピは、身体に負担をかけず、健やかな食事をご提案し、その上で食べやすさや飲み込みやすさも考慮しています。体に負担をかけない食事というのは、介護をする方にとっても日々を健やかに過ごせる食事と言えるでしょう。介護する方がいただいても十分に美味しいレシピです。
5月のポイント
寒からず暑からず、過ごしやすい時期になりました。食べやすい仕上がりのお料理で、心もからだものびやかに過ごしましょう。
白玉団子の胡麻だれ
水の代わりに豆腐で白玉粉をまとめることで、粘り気がないお団子になり、のどに詰まりにくくなります。
材料(4人分)
白玉粉70g
豆腐100g
抹茶小さじ1/2
黒ごまペースト大さじ1
メープルシロップ大さじ1/2
白みそ小さじ1
くこの実2〜3個(お湯で戻し水を切っておく)
作り方
1.白玉粉は豆腐とあわせてよく混ぜ、しっとりとさせる。
2.1の生地の半分には抹茶を加えてよく混ぜておく。
3.沸騰した鍋に生地を小さく丸めて団子状にして入れ、一度沈み再び浮いてきてから5分程度煮て、ザルにあげ、冷水で冷やす。
4.黒ごまペーストとメープルシロップ、白みそをあわせて混ぜ、水(分量外)を少しずつ加えながら、なめらかにする。
5.3の団子を器に盛りつけ、上から4のごまだれをかけ、くこの実をあしらう。
ワンポイントアドバイス
白みそがなく、普通の味噌を使う場合は、量を少なめにしてください。
プロフィール
寄國揚こ (よりくに ようこ)
リマ・クッキングスクール認定 マクロビオティックインストラクター/雑穀エキスパート/介護食士/米粉マイスター/菓子製造業 ”34″運営
広告代理店に長年勤める傍ら、食に深い興味を持ち、マクロビオティックのインストラクターとなって独立。出張料理教室・出張シェフというスタイルで、その人のライフステージに合わせた食の提案を行なっている。一方で介護現場も経験し、介護食士の資格も取得。
http://www.facebook.com/macrobianyori
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