介護では、高齢者の加齢に伴い、運動量の低下とともに、代謝の衰えも始まりますが、緩やかに状況が変化し始めていることに気づきにくいものです。ここで紹介するレシピは、身体に負担をかけず、健やかな食事をご提案し、その上で食べやすさや飲み込みやすさも考慮しています。
体に負担をかけない食事というのは、介護をする方にとっても日々を健やかに過ごせる食事と言えるでしょう。介護する方がいただいても十分に美味しいレシピです。
1月のポイント
新年の残り物アレンジ
新年に食べたおせちなど、あまりがちな食材を使ったアレンジレシピです。余り物とはいえ、ご家族みんなで楽しめるレシピとなっています。
お餅を使った甘酒
お正月のお餅があまり、食べるのに飽きてしまったら、それを活用した自家製甘酒はいかがでしょうか?
飲み物としてはもちろん、自然な甘みをつける調味料として様々な料理にも利用できます。
材料
・お餅200g
・水200cc
・麹200g
作り方
1.お餅を分量の水に一晩つけて細かく切り、鍋に切った餅と水を火にかけ、どろどろに煮とかす。
2.1が60℃に冷めたら麹を加えて混ぜ、炊飯器に移してふきんをかけて、ふたを開けた状態で10時間保温する。
3.好みの甘さにお湯で割っていただく。
ワンポイントアドバイス
少量であれば、持ち歩き用の小さな保温ポットに入れてつくるのも手軽です。
作った甘酒は小分けして冷凍保存も出来ます。
プロフィール
寄國揚こ (よりくに ようこ)
リマ・クッキングスクール認定 マクロビオティックインストラクター/雑穀エキスパート/介護食士/米粉マイスター/菓子製造業 ”34″運営
広告代理店に長年勤める傍ら、食に深い興味を持ち、マクロビオティックのインストラクターとなって独立。出張料理教室・出張シェフというスタイルで、その人のライフステージに合わせた食の提案を行なっている。一方で介護現場も経験し、介護食士の資格も取得。
http://www.facebook.com/macrobianyori
http://ameblo.jp/yori920303/