
介護では、高齢者の加齢に伴い、運動量の低下とともに、代謝の衰えも始まりますが、緩やかに状況が変化し始めていることに気づきにくいものです。
ここで紹介するレシピは、身体に負担をかけず、健やかな食事をご提案し、その上で食べやすさや飲み込みやすさも考慮しています。
体に負担をかけない食事というのは、介護をする方にとっても日々を健やかに過ごせる食事と言えるでしょう。介護する方がいただいても十分に美味しいレシピです。
12月のポイント
寒さが本格的になってくる12月。明るい気持ちで新しい年を迎えられるように、風邪などひかないように意識した食生活を心がけたいところ。乾燥する季節ですので、こまめな水分補給も必要です。
さつまいも餅
お餅の風味はそのままですが、粘り気がないので喉につかえにくくなっています。
さっと焼いてそのまま食べてもよし、茹であげてあたたかいまま、醤油やあんこなどと一緒にしたり、お雑煮に加えてもいいでしょう。
材料(小6個分)
・白玉粉 50g
・蒸したさつまいも 50g
・木綿豆腐 40g
・塩 少々
作り方
1. 白玉粉と木綿豆腐を合わせてつぶし、蒸したさつまいももマッシュして、塩も加えてよくこね、滑らかにする。
2. 1の生地を6等分し、沸騰したお湯に入れて茹でる。
3. 入れた生地が浮いてきたら、2・3分そのまま茹でて、ざるにあげて水に取る。
ワンポイントアドバイス
粘り気が出ないようにしていますが、めしあがる方の嚥下状態がむせやすい場合は、控えるようにしてください。
プロフィール
寄國揚こ (よりくに ようこ)
リマ・クッキングスクール認定 マクロビオティックインストラクター/雑穀エキスパート/介護食士/米粉マイスター/菓子製造業 ”34″運営
広告代理店に長年勤める傍ら、食に深い興味を持ち、マクロビオティックのインストラクターとなって独立。出張料理教室・出張シェフというスタイルで、その人のライフステージに合わせた食の提案を行なっている。一方で介護現場も経験し、介護食士の資格も取得。
http://www.facebook.com/macrobianyori
http://ameblo.jp/yori920303/