介護では、高齢者の加齢に伴い、運動量の低下とともに、代謝の衰えも始まりますが、緩やかに状況が変化し始めていることに気づきにくいものです。
ここで紹介するレシピは、身体に負担をかけず、健やかな食事をご提案し、その上で食べやすさや飲み込みやすさも考慮しています。
体に負担をかけない食事というのは、介護をする方にとっても日々を健やかに過ごせる食事と言えるでしょう。介護する方がいただいても十分に美味しいレシピです。
11月のポイント
穏やかな秋の気候から段々と寒さを感じる季節です。特に高齢者の方は、体を動かす機会が減り、単調な生活になりがちなので、旬のものや彩り、食べやすさを工夫し、生活に変化をつけるようにしましょう。
かぼちゃの炊き込みご飯
かぼちゃの甘みとねっとりとした柔らかさが、ご飯を食べやすくします。彩りや風味を加えることで、いつものご飯に変化がつくでしょう。
かぼちゃは気持ち大きめにカットし、天地返しをする時も潰さないようにすると、きれいに仕上がります。
材料(2合分)
・かぼちゃ100g
・油揚げ1枚
・舞茸20g
・醤油大さじ1
・酒大さじ1
作り方
1.油揚げはさっと油抜きし、縦半分にし、細切りにする。かぼちゃは1.5cmくらいの角切り、舞茸は手で裂いておく。
2.鍋を熱して油揚げを入れ、鍋肌に油を移し、舞茸を加えて馴染ませたら、酒、醤油を加えてさっと炒める。
3.洗ったお米と分量の水加減(分量外)、かぼちゃと2を加えて炊飯する。
4.炊きあがったら大きく天地返しをして蒸らす。
ワンポイントアドバイス
キノコは舞茸がない場合は、お好みの物でもいいでしょう。
プロフィール
寄國揚こ (よりくに ようこ)
リマ・クッキングスクール認定 マクロビオティックインストラクター/雑穀エキスパート/介護食士/米粉マイスター/菓子製造業 ”34″運営
広告代理店に長年勤める傍ら、食に深い興味を持ち、マクロビオティックのインストラクターとなって独立。出張料理教室・出張シェフというスタイルで、その人のライフステージに合わせた食の提案を行なっている。一方で介護現場も経験し、介護食士の資格も取得。
http://www.facebook.com/macrobianyori
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