介護では、高齢者の加齢に伴い、運動量の低下とともに、代謝の衰えも始まりますが、緩やかに状況が変化し始めていることに気づきにくいものです。
ここで紹介するレシピは、身体に負担をかけず、健やかな食事をご提案し、その上で食べやすさや飲み込みやすさも考慮しています。
体に負担をかけない食事というのは、介護をする方にとっても日々を健やかに過ごせる食事と言えるでしょう。介護する方がいただいても十分に美味しいレシピです。
今月のポイント
少しずつ代謝が活発になる時期です。冬にたまった老廃物を排出する工夫をしましょう。
ニラ団子
ニラは一年中出回りますが、2月と3月が旬となります。ニラ特有のつんとした香りのものは、代謝を促進するビタミンB1の吸収率を高めます。
材料(2人分)
・ニラ1/4束
・豆腐1/2丁
・ねぎのみじん切り大さじ1
・生姜絞り汁少々
・塩、ごま油 醤油
・葛粉大さじ2
作り方
1.ニラをみじん切りにし、ねぎと合わせて塩少々を加えておく。
2.よく水切りをした豆腐をつぶして加え、生姜、塩、ごま油、醤油少々、葛粉を加えてよく混ぜる。
3.沸騰したお湯に、2を小さなお団子状にして入れて、火を弱め、3分ほどしたら、塩、醤油、ごま油を少し加えて味を調え、器に盛りつける。
ワンポイントアドバイス
崩れやすいので、お団子を鍋で火にかける時は、ぐらぐらと煮立てないで弱火で仕上げてください。
プロフィール
寄國揚こ (よりくに ようこ)
リマ・クッキングスクール認定 マクロビオティックインストラクター/雑穀エキスパート/介護食士/米粉マイスター/菓子製造業 ”34″運営
広告代理店に長年勤める傍ら、食に深い興味を持ち、マクロビオティックのインストラクターとなって独立。出張料理教室・出張シェフというスタイルで、その人のライフステージに合わせた食の提案を行なっている。一方で介護現場も経験し、介護食士の資格も取得。
http://www.facebook.com/macrobianyori
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