介護では、高齢者の加齢に伴い、運動量の低下とともに、代謝の衰えも始まりますが、緩やかに状況が変化し始めていることに気づきにくいものです。
ここで紹介するレシピは、身体に負担をかけず、健やかな食事をご提案し、その上で食べやすさや飲み込みやすさも考慮しています。
体に負担をかけない食事というのは、介護をする方にとっても日々を健やかに過ごせる食事と言えるでしょう。介護する方がいただいても十分に美味しいレシピです。
今月のポイント
少しずつ代謝が活発になる時期です。冬にたまった老廃物を排出する工夫をしましょう。
キャベツと油揚げの煮浸し
キャベツに含まれるビタミンUは胃壁の粘膜を再生したり、解毒作用の補助にも有効とされています。

材料(2人分)
・キャベツ2枚程度
・油揚げ1/2枚
・醤油小さじ1
・水
作り方
1.油揚げは熱湯でさっと油抜きをして、縦1/2に切ってから1cmくらいの幅に切っておく。
2.キャベツは芯を切り、葉を食べやすい大きさに切り、芯は斜めに薄く切っておく。
3.暖めた鍋に、切った油揚げを入れてから入りし、鍋はだに油を移す。
4.キャベツを加えて炒め、全体に油がなじんだら水を浸るくらいに加えて蓋をして蒸し焼きにする。
5.キャベツが柔らかくなったら、醤油を加えて水分を飛ばすように炒める。
ワンポイントアドバイス
芯を別にして斜め薄切りにしておくと、食べやすく、全体に火が通りやすくなります。
プロフィール
寄國揚こ (よりくに ようこ)
リマ・クッキングスクール認定 マクロビオティックインストラクター/雑穀エキスパート/介護食士/米粉マイスター/菓子製造業 ”34″運営
広告代理店に長年勤める傍ら、食に深い興味を持ち、マクロビオティックのインストラクターとなって独立。出張料理教室・出張シェフというスタイルで、その人のライフステージに合わせた食の提案を行なっている。一方で介護現場も経験し、介護食士の資格も取得。
http://www.facebook.com/macrobianyori
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