認知症のばーちゃんからの暴力。在宅介護の実態を周囲に伝えるために、孫のゆずこが使った道具とは?孫娘と認知症の祖父母がリアルな日常をお届けする人気連載漫画。<第80話>


ゆずこのつぶやき
人に介護の話をするとき、その人の性格やそれまでの経験で、「同じことを話してもここまで解釈が違ってくるのか!」ということが何度かありました。それに突飛過ぎる行動は信じてもらえなかったり。ちなみにじーちゃんを録音したときは、ただひたすら鼻歌が吹きこまれていました。ジジイの鼻歌を通勤中に再生して聴かされる孫。何の罰ゲームなのコレ。
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主な登場人物
●ばーちゃん
脳血管性認知症で要介護度3。徘徊・妄想・暴言が日課。山のようにプライドが高く介護者泣かせだが、時折見せる優しさとお茶目さに、ギャップ萌え。健康と体力は20代並み。
●じーちゃん
元会社役員でアルツハイマー型認知症。要介護度1。基本的に面倒なことが嫌いなので、ばーちゃんの言いなりになっている。人見知りをまったくせず、すぐ誰とでも打ち解ける。
●ゆずこ
認知症のことを知らないまま、20代半ばからジジババと同居して在宅介護を始めた孫。地方に住む母らと協力して祖父母の介護に挑むが、距離が一番近いため主介護者でもある。ヤングケアラー街道爆走中。
プロフィール
青山ゆずこ(あおやま・ゆずこ)
介護ジャーナリスト/フリーライター/漫画家
扶桑社・週刊SPA!などで体当たり取材を中心に記者活動を行いつつ、漫画を執筆。介護経験ゼロのど素人ながらも、2011年2月から認知症の祖父母の主介護者となる。
ブログ:http://ameblo.jp/yuka-yuzu-yuu/
Twitter:https://twitter.com/yuzubird/