生活習慣・脳トレ・食事など、さまざまな「健康寿命」を伸ばす方法があります。
「自分の生活に、すぐに活かせる情報がないなあ…」
「他にも健康寿命を伸ばすために、自分に続けられそうなことはないか?」
「いつまでも若々しくいられるために、できることなら何でもやりたい」
「認知症予防策をもっとしっかりと勉強したい」
など、健康寿命につながる健康法について、もっといろいろ知りたい方のために、今回は一冊の本をご紹介します。

(白澤卓二著 文春新書)
タイトルは、『100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング』(文春新書・700円+税)。
健康寿命を伸ばすことに効果があるという、しかも誰でもすぐにやれそうなことが101個も紹介されているのです。これだけあれば、自分が続けられそうな健康法が必ず見つかるはずです。
著者は、順天堂大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授の白澤卓二さん。東京都老人総合研究所で老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーなどを務めた後、現職に就任しています。
“寿命制御遺伝子の分子遺伝学”、“アルツハイマー病の分子生物学”などを専門に研究し、日本抗加齢医学会の理事も務めるという、まさに“アンチエイジング”の専門家。「世界一受けたい授業」などのテレビ番組にも出演しています。
“何歳からでも”“ひとつからでも”効果がある!
では、その内容をご紹介します。大きく3つの章(レッスン)に分かれています。
●レッスン1 何を、どう食べるか? それが問題です<食事編>
「115歳の女性の大好物はニシンとオレンジジュース」
「ネバネバメニューが老化を防ぐ」
「背の青い魚のDHAで認知症予防」
などなど、健康によい食事に関する具体的な知識が46項目、紹介されています。
●レッスン2 日常生活の一工夫で脳とこころが活性化します<習慣編>
「健康長寿の第一歩は階段の上り下り」
「カラオケは一石二鳥の長寿法」
「アンチエイジングな入浴法」
などなど、長寿につながる日ごろの生活習慣が36項目、解説されています。
●レッスン3 超簡単!アンチエイジング・トレーニング入門<運動編>
「世界一の長寿者カルマンさんがしていた運動」
「食べる力をつくる舌出し体操」
「塗り絵は子どもだけの遊びではありません」
などなど、まさにカンタンですぐできる運動メニューが19項目、説明されています。
この本は、聖路加国際病院名誉院長「日野原重明先生」も推薦されているそう。日野原先生と言えば、現在103歳で、まだかくしゃくとし活躍されているアンチエイジングのお手本でもあります。
健康法は、自分自身が興味のあるものを選び、負担なく楽しみながら続けることが何よりも大事。まず手にとってみて、101の健康法の中から、自分にあった健康法を探してみましょう!