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骨折を防ぐための生活の工夫 ~高齢者の骨折

2012年10月5日

骨折の治療はかなり進歩し、高齢者でも治癒までの期間を短縮することもできるようになりました。しかし依然、骨折は高齢者にとって要支援・要介護状態を引き起こす大きな要因であり、患者の苦痛は長引いてしまいます。何よりも、骨折を起こさないために、日常生活で気をつける点について考えてみました。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄/文:椎崎亮子>

 

●「高齢者の骨折」をすべて見る

 

転ばないための運動

宇宙飛行士が宇宙から帰ってくると、筋力とともに骨も弱っているという話を聞いたことがあるでしょうか。宇宙の無重力状態の中では骨の代謝がうまくいかず、健康な人でも急速に骨粗鬆症にかかるのです。詳しいメカニズムは研究中ですが、地上でも骨粗鬆症を防ぐ上で、ある程度の運動をして骨に重力の負荷をかけることが大切であることがわかってきました。

 

運動といってもスポーツではなく、日常的に歩くことで骨に負荷をかけて代謝を良くし、筋力を保つことができます。家事や買い物程度でも毎日行うことが大切です。外を歩くことで日光浴にもなり、骨を生成するのに大切なビタミンDが体内で作られるのに役立ちます。積極的に運動ができる人は、ウォーキングや水泳・水中ウォーキングなどを自分のペースで行うとよいでしょう。

 

ベッドの上にいる時間の長い人では、仰向けに寝たまま脚を交互に上げる、腰を浮かすなどの運動もあります。医師・理学療法士に相談するとよいでしょう。

 

 

「転ばぬ先の杖」だけではない転倒防止策

「②高齢者の骨折の原因と検査・診断」で、骨折する場面は階段、道路、建物内の床が上位を占めると書きました。落下・つまずき・滑りが転倒を招いていると国民生活センターでは分析しています。事故の起こりやすい個所と対策を表にまとめましたので、ご参照ください。

 

バリアフリー住宅では大きな段差はなくなっていますが、高齢者がつまずくのは、1センチ前後のごくわずかな段差であることも少なくないようです。カーペットの端、カーペットの下に這わせたコード類なども段差のもとになります。

 

転倒防止のさまざまなグッズも購入することができます。介護保険の対象となっているものもありますので、ケアマネジャーに相談するとよいでしょう。

 

高齢者自身の衣服や靴、装具なども転倒防止の工夫が可能です。ズボンやスカートはすそを踏まないよう、丈に注意します。また、靴下をはいたままフローリングや畳の上を歩くと滑ることがあります。滑り止めつきの靴下を検討するのも良いでしょう。

 

スリッパ、サンダルなどは、転倒の大きな原因になっています。スリッパの代わりに脱げにくいルームシューズを履く、玄関にサンダルをおかないようにする、などが対策となります。

 

転倒防止には、グッズ類も積極的に利用しましょう。外出時の杖は、最近では杖の先だけを転倒防止用の体重をかけやすいものに替えることもできます。シルバーカーはさまざまなタイプがありますので、使う本人の体格などによく合わせて購入します。

 

万が一転倒した際に股関節を守る、プロテクターの入った下着などもあります(介護保険の適用になっていません)。

 

ただしグッズだけで転倒・骨折予防が完全にできるわけではありませんので、健康管理、住環境の見直しなど包括的に考えることがベストです。

 

 

骨を強くする食事

食生活では、アルコール、タバコが、カルシウムの吸収を妨げます。また糖分や塩分、カフェインの摂りすぎも尿中へのカルシウム排泄を促進するので、摂りすぎに注意します。特に、糖尿病を持っている人は、インスリン不足の影響で骨密度が下がりやすいことがわかっています。また、血糖が高いことも、骨を支えるコラーゲン架橋(②高齢者の骨折の原因と検査・診断を参照)を悪玉架橋に変えてしまいます。

 

骨を丈夫にする食事は、カルシウムなどミネラルを含むもの(小魚、海藻類、小松菜などの青菜類、干しシイタケ、乳製品等)を効率よく摂ることと、良質のタンパク質(大豆、肉・魚類、卵、乳製品等)を摂ることがメインです。合わせてビタミン類も大切です。

 

悪玉架橋の増加は老化現象のひとつですので完全には予防できませんが、葉酸やビタミンB6やB12の摂取である程度は予防できることも分かっています。これらを含む食品を摂る、あるいは栄養補助食品・ビタミン剤について主治医と相談するのも良いでしょう。

 

高齢者は相対的に食べる量が減っていることも多く、栄養を十分に摂れない傾向にあります。間食なども上手に利用しながら、少量ずつでもよい栄養を摂れるよう、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

 

食事メニューや栄養バランスに困ったときには、病院の栄養士に相談できる場合があります。かかりつけ医・病院にたずねてみてください。

 

 

【参考】
滑る、つまずく、高齢者の骨折事故(独立行政法人国民生活センター)

 

●「高齢者の骨折」をすべて見る
●「高齢者のかかりやすい病気・疾患」の一覧を見る
●「在宅医 ドクター上條に聞く」のコーナーをすべて見る

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