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あなたに合う“かかりつけ薬剤師”の選び方は?~「かかりつけ薬剤師」2

2017年1月13日

前回は、かかりつけ薬剤師という制度について、かかりつけ薬剤師を持つメリットについて説明しました。
今回は、良いかかりつけ薬剤師を見つけるためのコツについて考えていきましょう。
良いかかりつけ薬剤師とは、相性が合うことや、信頼関係を作ることができるかどうかが大切です。現在の「かかりつけ薬剤師制度」には問題点も指摘されています。
そうした問題も踏まえて、あなたに合うかかりつけ薬剤師を考えてみましょう。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄 / 文:星野美穂>

 

 

【質問 かかりつけ薬剤師って何ですか? ~76歳・要介護認定前】

最近、「かかりつけ薬剤師」という言葉をよく聞きます。いったい何をしてくれるんですか?
(相談者:娘)

 

母は昔から身体があまり丈夫ではなく、よくいろんなお医者さんにかかっては、その度にたくさんの薬をもらってきます。薬の種類や量が多すぎて、どれが何の病気の薬なのかがわからなくなったり、飲み忘れることもしばしば。母も私もおおざっぱな性格なので、薬の管理がうまくできず…(続きはこちら)

 

 

【 上條先生の回答 】前回からの続き  *前回(1回目)はこちら

通いやすい場所の薬局を選びましょう

気軽に相談に行くために、できれば家の近く、または職場の近くがいいでしょう。
普段の買い物のついでに寄るのはもちろん、具合の悪いときにこそ相談したいもの。できるだけ通いやすい場所で探してみましょう。

 

かりつけ薬剤師は、相性の良し悪しが大事

1話しやすい、相談がしやすい。これは、実際に話してみないとわかりません。
かかりつけ薬剤師を決めるまでは、いろいろな薬局に行ってみるのもいいと思います。
処方せんを持って行って、普段服用している薬を処方してもらうのはもちろん、頭痛薬や便秘薬、風邪薬など市販薬を購入するときに、普段の体調や飲んでいる薬について相談してみるのも手です。薬局によっては、禁煙支援をしていたり、ダイエットや療養食、サプリメントの相談にのってくれるところもあります。

 

 

信頼づくりはじっくりと

知り合いの薬剤師は、「2、3回しか顔を合わせたことのない患者さんから、『かかりつけ薬剤師になってください』と申し込まれたら、『もう少しお互いに知り合ってからにしましょう』と話します」と言っていました。
かかりつけ薬剤師は、その患者さんの治療や健康に責任を持つ必要があるから、というのがその理由です。夜中に電話で相談を受けることもあります。そのとき、パッと患者さんの顔が浮かび、病歴や、何の薬を飲んでいるかが思い出せないと、その責任が果たせません。だから、薬局に来た患者さんだからといって、誰もかれも受け入れるということはできないと話していました。

 

「かかりつけ薬剤師制度」のなかで「かかりつけ薬剤師」の同意が患者さんから得られると、薬局の実績になり収入にもつながることから、一部の薬局ではとにかく多くの患者さんに声をかけて、積極的にかかりつけ薬剤師の同意をとるよう働きかけているところもあるようです。

 

ただ、前述の薬剤師も話していたように、かかりつけ薬剤師は、患者さんの健康づくりのパートナーです。しっかりとした信頼関係を作ってから申し込んでも遅くはありません。
かかりつけ薬剤師を持つことは、患者さんの「義務」ではなく、「権利」です。
「この人になら自分の薬を任せられる」「安心して相談できる」という薬剤師に巡り合えたら、かかりつけ薬剤師を申し込めば良いのです。

 

かかりつけ薬剤師制度の問題点

かかりつけ薬剤師制度は、現場の薬局薬剤師から問題点も指摘されています。
たとえば、かかりつけ薬剤師となれる薬剤師には基準が設けられています。3年以上の薬局勤務経験があること、現在所属している薬局において、週32時間以上勤務していること、その薬局に6か月以上在籍していること、定められた研修を受けていること、などです。

 

この基準だと勤務時間の短い薬剤師は、かかりつけ薬剤師になることができません。薬剤師は女性が多い職業です。育児や家事の関係から、パートタイムで働いている人も少なくありません。このパートタイムの薬剤師は、どんなに優秀でも「かかりつけ薬剤師制度」のなかでは「かかりつけ薬剤師」となることはできません。

 

昔からある「かかりつけ薬剤師」の役割

2ただし、先述の「かかりつけ薬剤師になるための基準を満たしているか」は、薬局が「かかりつけ薬剤師指導料」を保険で請求できるかどうか、という薬局側の問題です。
薬局側の収入にならなくても、患者さんの役に立ちたいと思っている薬剤師なら、かかりつけ薬剤師の役割を引き受けてくれるでしょう。

 

というより、昔からそうした役割を果たしていた薬局・薬剤師は存在していました。そうした薬局の薬剤師は、この「かかりつけ薬剤師制度」について、「そんな制度を作って患者さんからお金を取らなくても、もともと薬剤師の役割としてやってきたことだ」と言います。

 

「かかりつけ薬剤師制度」をどのようにとらえているかは、その薬局によって大きくスタンスが異なります。多くの患者さんにこの制度を勧めて同意を取ろうとする薬局もあれば、あえて制度の紹介はせずに申し込んできたら受けるという薬局もあります。
その薬局がどのようなスタンスを取っているかは、利用者・患者側が見定めるしかありません。

 

どんな薬剤師を選ぶかは、あなたのニーズによる

現在、薬剤師・薬局の質の二極化が指摘されています。
一方は、医師から出された処方せんをできるだけ早く、正確に調剤することを目的に仕事をしている薬剤師・薬局。
もう一方は、患者さんの生活やからだの状態を把握し、医師やケアマネジャーなど患者さんを取り囲む人とも連携して、より患者さんの状態に合わせた薬物治療、健康づくりを目指す薬剤師・薬局です。

 

どんな薬剤師・薬局を選ぶかは、利用者の生活や状況にもよります。たまに風邪をひいたときに薬をもらう程度で、薬の種類も多くはなく、自分で薬の管理ができるなら、かかりつけ薬剤師を持たず、少しでも早く調剤してくれる薬局を選ぶのも良いでしょう。
一方、長く薬を飲み続けていて、薬の種類も多く、漠然とした不安を感じている、薬の管理が出来なくなってきた、病気のこと、健康のことを気軽に相談できる相手が欲しいなどと感じている人なら、しっかりと向き合ってくれるかかりつけ薬剤師がいたら、安心でしょう。

 

医師・病院と同じように、薬剤師・薬局にもさまざまなところがあります。
自分に合ったかかりつけ薬剤師を見つけるために、まずは近くの薬局の薬剤師と話をしてみませんか。そして、自分には合わないと思っても諦めずに探していくことが大切です。

 

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プロフィール

kami上條内科クリニック院長・医学博士 上條武雄先生
1992年慈恵会医科大学卒業後、2003~2007年まで上野原市立病院内科勤務。2007年から横浜市内の在宅療養支援診療所3ヶ所に勤務の後、2011年に上野原市に上條内科クリニックを開業。地域を支える在宅医として、認知症ケア・緩和ケアなどにも力を入れる一方、アニマルセラピーの普及や、医療・介護が連携しやすい仕組みづくりにも取り組む。忙しく飛び回る毎日の癒しは愛犬のチワワたち(花音、鈴音ともに7歳)。自身でアニマルセラピーの効果を感じる日々。

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