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めまいを起こす生活習慣や持病、その他の病気は?~高齢者のめまい2

2016年12月23日

「高齢者のめまい」第1回では、特に高齢者に起こりやすいめまいの原因をとりあげました。
今回は、そのほかのめまいを起こす疾患について対処法を含めて紹介します。
めまいは、どの年齢でも起こることがありますが、年齢が上がるにしたがって増えるといわれています。
めまいは、目や耳から入って来る情報と、からだの感覚が異なることにより生まれる違和感です。高齢者では、情報の入力機能の低下や、持病や筋力の衰えなどからだの機能が低下することで、さらにめまいが起こりやすくなると考えられます。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄 / 文:星野美穂>

 

●「高齢者のめまい」をすべて見る

 

生活習慣から引き起こされるめまい

高齢者がめまいを訴える場合、まず、生活習慣を確認する必要があります。栄養不良によりめまいが引き起こされている場合があるからです。大量の飲酒によっても、めまいは起こります。
寝不足はないのか、食事がバランスよく摂れているか、そして飲酒の程度などを確認することは大切です。

 

高齢者にめまいが起きたら、持病が原因かも?

1持病によっても、めまいが起こることがあります。
高血圧の場合、血圧があがることでふわふわとしためまいが起こることがあります。また、降圧薬を服用している場合、急に立ち上がるなどの行動で起立性低血圧を起こしふらつくことがあるのは、前回紹介した通りです。

 

脳梗塞・脳出血などの脳血管障害後も慢性的にめまいを感じることがあります。この場合の治療には、脳循環改善薬を使います。
糖尿病が進むと、手足の神経に障害が生じて、感覚が鈍くなってきます。そのためふらつきを感じることがあります。自律神経にも障害を来すので、起立性低血圧を起こしやすくなります。
また、薬の服用を怠っていると高血糖になり、高血糖によるふわふわとしためまい感を起こすこともあります。

 

胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを繰り返している場合には、消化管からの出血によって貧血を起こしていることもあります。貧血により、ふらつき、めまいを起こします。
COPDなど呼吸器の病気では、脳に酸素が十分にいかないことにより、目の前が暗くなるなどのめまいを起こしやすくなります。
こうした持病を持っている方がめまいを訴えた場合、持病がコントロールできているかどうかを確認することも大切です。

 

薬剤性のめまいにも注意

薬の副作用で、めまいが起こることもあります。
血圧を下げる降圧薬、利尿薬、狭心症の治療に使うニトログリセリン、向精神病薬、睡眠導入薬、てんかんの薬はめまいをおこしやすい薬剤です。
また、市販の風邪薬でもめまいが起こることがあります。
これまでと同じ量を服用していても、年とともに代謝機能が落ちて副作用が現れることがあります。薬を飲んでいてめまいがあったら、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

めまいを起こす病気

2このほか、めまいの原因となる病気には以下のようなものがあります。

 

●良性発作性頭位変換性めまい(りょうせいほっさせいとういへんかんせいめまい)
めまいを起こす病気のなかでよくみられる病気です。
寝返りをうつ、高い棚に置いてあるものを取ろうと上を向く、ごみを拾おうとうつむくなど、頭の位置を変えたときに回転性のめまいが引き起こされる病気です。
めまいは長くは続かず、1分以内にはおさまります。吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
また、眼球が揺れ動く「眼振(がんしん)」という症状も伴います。

 

病名に「良性」という言葉がつくように、命への危険性や重い障害を起こすものではありません。しかし、日常動作によって強いめまいが出現し、それが繰り返されることが多いことから、患者さんの不安感や日常生活への影響が大きい病気です。

 

原因は、耳の最深部に位置する内耳のなかの耳石(じせき)という石の刺激ではないかと考えられています。内耳は、蝸牛、前庭、三半規管という3つの部位からなっています。もともと前庭にあった耳石が古くなって前庭からはがれ、バランスセンサーの役割を果たす三半規管の中に迷い込み、頭を動かすことで移動する石が刺激となってめまいを引き起こすといわれています。
したがって、治療は順々に頭の位置を変えていき、耳石をもとにあった場所に戻す「エブリー法」と呼ばれる治療を行います。ほとんどの患者さんは、「エブリー法」でめまいの症状が現れなくなりますが、まれに症状が続き手術が必要になることもあります。

 

●メニエール病
グルグルと周りや自分のからだが回転するような、「回転性」のめまいを繰り返します。めまいの発作は、数分から数時間にわたることもあります。
難聴や耳鳴り、耳閉感(耳が詰まった感じ)を伴います。発作を繰り返すごとに次第に難聴が進み、耳が聞こえなくなってきます。
40歳以降の発症が多い病気ですが、高齢になってから初めて起こることはほとんどありません。
治療には、利尿薬や不安・緊張を取る薬が使われます。ステロイドを使うこともあります。

 

●前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)
風邪をひいたあと、1~2週間して突然回転性のめまいが現れます。動くことができないほど激しい回転性のめまいが特徴で、悪心(おしん *吐き気のこと)も伴います。ですが、耳鳴りや難聴はまったく起こりません。
風邪などで発熱した後、めまいを訴えたら、前庭神経炎を疑います。
激しいめまいのため患者さんの不安は大きいですが、命への影響はほとんどありません。治療は、風邪など感染症に対する治療と、めまいに対してはめまいを抑える薬を使用します。

 

●突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)
突然、耳の聞こえが悪くなる病気です。めまいや悪心、耳鳴りを伴いますが、めまいが繰り返されることはないといわれています。
ほとんどの場合、片側の耳だけに難聴が発生します。原因はわかっていませんが、ストレスや疲労が発症に関わるのではないかと考えられています。
ある日突然、めまいや吐き気をともなって片側の耳が聞こえなくなったら、この病気を疑います。ですが、もう片方の耳が聞こえるため、特に高齢者では難聴に気付かず、発見が遅れることがあります。

 

プロフィール

kami上條内科クリニック院長・医学博士 上條武雄先生
1992年慈恵会医科大学卒業後、2003~2007年まで上野原市立病院内科勤務。2007年から横浜市内の在宅療養支援診療所3ヶ所に勤務の後、2011年に上野原市に上條内科クリニックを開業。地域を支える在宅医として、認知症ケア・緩和ケアなどにも力を入れる一方、アニマルセラピーの普及や、医療・介護が連携しやすい仕組みづくりにも取り組む。忙しく飛び回る毎日の癒しは愛犬のチワワたち(花音、鈴音ともに7歳)。自身でアニマルセラピーの効果を感じる日々。

 

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