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脳梗塞、血圧低下、服薬、脱水…めまいの原因とは?~高齢者のめまい1

2016年12月16日

めまいは、身体のバランスを保つ機能に障害が起こると生じる症状です。
めまいというと、「メニエール病」が有名ですが、めまいを起こす病気はそれだけではありません。耳の障害が原因で起こるめまい、脳の障害が原因で起こるめまいなど、さまざまなものがあります。
高齢者は特にめまいを起こしやすくなります。
平衡感覚が衰えてくることに加え、高血圧や糖尿病、動脈硬化など、めまいを引き起こしやすい疾患を抱えることが増えてくるからです。また、それらの治療薬の副作用によっても、めまいが引き起こされることがあります。
めまいがあると、転倒するリスクが高まる一方、その原因として重大な疾患が隠れている可能性もあります。
今回のシリーズでは、高齢者に多いめまいの原因と対処法について取り上げます。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄 / 文:星野美穂>

 

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高齢者がめまいを起こすケース

1<ケース1>繰り返す、立ち上がりでのめまい
Kさん(81歳、女性)は、サービス付き高齢者向け住宅で暮らしています。
60代から血圧が高いことを指摘され、数種類の降圧薬を服用しています。
ある朝、いつものように椅子に座ってテーブルで朝食を食べたあと、片づけをしようと立ち上がると、急に身体がフワフワするようなめまいに襲われました。
目の前が暗くなり、冷や汗も出ました。
しばらく、テーブルに突っ伏していると、めまいも治まり具合も良くなってきましたが、その後も何度か同じようなめまいの発作に襲われています。急に立ち上がったり、食後に起こることが多いようです。
Kさんは、外出先でまた具合が悪くなったらどうしようという思いから、外出を控えるようになってしまいました。

 

<ケース2>下を向いたら急にめまいが起きたケース
Gさん(75歳、男性)は、喫煙歴が長く、数年前から動脈硬化を指摘されていました。
ある日、散歩中に、落としてしまった手袋を拾おうとかがんだところ、急に周囲がグルグルと回転するようなめまいが起こり、しゃがみこんでしまいました。めまいは、20~30秒くらいで治まり、その後は、普通に歩いて帰宅することができました。

 

高齢者で起こりやすいめまい

高齢者のめまいのなかで、特に多いものが以下の4つだといわれています。

(1)起立性低血圧
(2)椎骨脳底動脈循環不全
(3)脳梗塞・脳出血
(4)脱水

 

起立性低血圧とは、急に立ち上がったり、起き上がったりしたときに血圧が下がることをいいます。いわゆる立ちくらみです。
起立性低血圧は特別な病気ではなく、誰にでも起こり得る症状ですが、加齢により血圧の変化に対応できなくなると起きやすくなってきます。

 

ケース1のKさんの場合、食事をして胃や腸に血流が集まったところで急に立ち上がろうとしたため、脳へ送り出される血液の量が減少して血圧が低下、起立性低血圧が起きたと推察されます。
また、Kさんは降圧薬を飲んでいました。降圧薬で、起立性低血圧が起きやすくなることも知られています。これまで服用していて何も起きていなかったとしても、加齢により薬を代謝する能力が落ちてきて、薬が強く効き過ぎてきたのかもしれません。一度主治医に相談して、薬の種類や量を見直したほうが良いでしょう。

 

起立性低血圧は、命に関わるような重大な疾患につながるものではありませんが、転倒により骨折など怪我をするリスクを高めます。
Kさんのように、使用している薬があるならそれを見直すほか、急に立ち上がらない、立ち上がるときは手すりなどにつかまるようにするといった注意が大切です。

 

めまいの影に脳梗塞が隠れていることも

2椎骨脳底動脈循環不全とは、脳、とくにめまいに関係する脳幹や小脳へ血流を送る椎骨動脈と脳底動脈の血流が悪くなることです。この2つの血管の血流が悪くなるとめまいを起こします。椎骨動脈は首(頸椎)のなかを通っているため、急に振り向いたり、上を見上げる、うつむくという動作によって血流が妨げられることでめまいを起こします。

 

動脈硬化で血管の内側が狭くなっていると、椎骨脳底動脈循環不全を起こしやすくなります。
Gさんも、動脈硬化を指摘されていたことから、椎骨脳底動脈循環不全によりめまいが引き起こされたと考えられます。
脳梗塞の前兆のこともあるため、詳しい検査が必要になることもあります。

 

高齢者は脱水にも注意

脳梗塞脳出血によって、脳の血管に障害が生じると、めまいを起こすこともあります。
脳梗塞・脳出血によるめまいは、数時間続くことが特徴です。
めまいのほか、ろれつが回らない、手足がしびれる、ものが二重に見えるといった症状が現れた場合は、脳梗塞・脳出血を疑い、一刻も早く受診する必要があります。

 

また、脱水によってもめまいの症状が引き起こされます。高齢者はのどの渇きを感じにくく、脱水症状を起こしやすくなります。特に冬は、頻繁にトイレへ行くのを避けるため、水分を控える高齢者も少なくありません。
脱水は、脳梗塞を引き起こすこともあります。
冬であっても、暖かいお茶や白湯などで適切に水分を摂るように注意しましょう。

 

次回は、そのほかのめまいを引き起こす疾患の症状や対処法を紹介します。

 

プロフィール

kami上條内科クリニック院長・医学博士 上條武雄先生
1992年慈恵会医科大学卒業後、2003~2007年まで上野原市立病院内科勤務。2007年から横浜市内の在宅療養支援診療所3ヶ所に勤務の後、2011年に上野原市に上條内科クリニックを開業。地域を支える在宅医として、認知症ケア・緩和ケアなどにも力を入れる一方、アニマルセラピーの普及や、医療・介護が連携しやすい仕組みづくりにも取り組む。忙しく飛び回る毎日の癒しは愛犬のチワワたち(花音、鈴音ともに7歳)。自身でアニマルセラピーの効果を感じる日々。

 

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