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高齢者のための医療・介護資源マップとは?~「医療・介護資源マップ」1

2016年10月14日

医療・介護資源マップ。聞きなれない言葉です。医療資源、介護資源という言葉も、新聞のどこかで見たことがあるかな? ぐらいではないでしょうか。私たちが利用できる「医療・介護」の施設などを「資源」ととらえ、地域の住民がより有効に利用できるように、国と地方自治体でさまざまな取り組みが行われています。
医療・介護資源マップとは、その取り組みのひとつ。市区町村がまとめた医療・介護資源の一覧表や地図のことです。それぞれの市区町村のサイトなどから閲覧できる公的で公正な情報です。かかりつけ医やケアマネジャーと良質な情報を共有し、医療・介護を賢く利用できるように、ぜひ活用してみましょう。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄 / 文:椎崎亮子>

 

 

【質問 地域の医療や介護の資源マップとはなんですか? ~70歳・要介護認定前】

各地域に、医療や介護の「資源マップ」というものがあると聞きました。どのように活用できますか?
(相談者:息子)

 

1遠い故郷で一人暮らしをする父が、先ごろ脳梗塞で倒れ、右半身の麻痺と言語障害や嚥下の問題などの後遺症がのこりました。現在リハビリのため入院しています。父は自宅に帰ることを強く望んでいますが、私は仕事の都合で実家に長期間いられないので、入所できる施設を探したほうが良いかと考えているところです。

 

父に最適な医療や介護の情報をなんとか集めたいと思っていたところ、「地域の医療や介護の資源マップがある」という話を小耳にはさみました。聞きなれない言葉ですが、どのようなもので、どう利用すればよいのでしょうか?

 

 

【上條先生の回答】

私たちが、地域の「医療・介護」をより有効に利用するために

kaigo_kurumaisu_ojiisan郷里のお父様が介護の必要な状態になられたとのこと、離れて住むお子さんには、お父様の暮らしの心配が突然降りかかってきて、大混乱されているのではと推察します。

 

インターネットでさまざまな情報がとれる時代だからからこそ、「何が必要で何が必要でないか」、また「良い情報、正しい情報」とは何かが問われます。特に現在は、国と地方自治体が推進する地域包括ケアシステムが構築されている真っ最中。高齢者にかかわる医療、介護の情報全体が開示の途上にあると言えます。利用者である高齢者とそのご家族に、その存在がほとんど知られていない情報もまだまだあるのです。

 

医療資源、介護資源という言葉も、多くの方がよく知らないのではないでしょうか。医療や介護というものを、私たち国民が利用できる「資源」ととらえ、より有効に利用できるように考えようというのが、国や地方自治体の方針なのです。

 

具体的には、医療や介護にかかわる医師やコメディカル、介護職などを「人的資源」。病院やクリニックなどの医療施設、老人ホームなどの介護施設、地域の保健センターなどの福祉施設や、医薬品や医療機器、介護グッズなど医療、介護にかかわるすべてのモノを「物的資源」ととらえます。

 

地域の「医療・介護」を支援する、国の取り組みとは?

高齢者がますます増えるこれからに対して、国はどんな取り組みをしているのでしょうか?
厚生労働省は、平成27年度の介護保険制度改正の際に、「地域支援事業」の中に「在宅医療・介護連携推進」を加えました。地域包括支援センターの運営や、認知症施策の推進(関連:認知症初期集中支援チーム)と並ぶ大切な項目です。

 

「在宅医療・介護連携推進事業」は、市区町村が主体となって、地域の医師会等と連携して行うもので、8つの事業項目があります。この中に「地域の医療・介護資源の把握」というものがあります。そしてそのカナメとして「地域の医療・介護資源のリスト又はマップの作成と活用」が掲げられています。平成27年度に始まり、平成30年度までにすべての市区町村で完了するように計画されています。

 

●在宅医療・介護推進事業 8つの事業項目
(ア)地域の医療・介護の資源の把握
(イ)在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討
(ウ)切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築推進
(エ)医療・介護関係者の情報共有の支援
(オ)在宅医療・介護連携に関する相談支援
(カ)医療・介護関係者の研修
(キ)地域住民への普及啓発
(ク)在宅医療・介護連携に関する関係市区町村の連携

 

市区町村が、在宅医療・介護の情報を整理してリストやマップにする

3具体的には、市区町村が独自に地域の医療機関や介護事業者の所在地、連絡先、機能などの情報を集めます。必要に応じて調査なども行います。こうして集めた情報を、利用する人(医療や介護の関係者または住民)ごとに内容を整理し、リストやマップの形にします。最初は医療・介護の関係者に向けて、次に住民に向けた形で公表されるはずです。

 

つまりこれが、相談者がお聞きになった「医療・介護資源マップ」という概念なのです。

 

 

 

自治体の公式サイトから探してみるとよい

お住まいの地域の医療・介護資源マップを探してみましょう。画像は、山梨県上野原市のHP「安心して暮らせる医療と介護」

お住まいの地域の医療・介護資源マップを探してみましょう。画像は、山梨県上野原市のHP「安心して暮らせる医療と介護」

実は「医療・介護資源マップ」といっても、名称もイメージも、まだ統一感に欠けているのが本当のところですが、このシリーズでは、便宜的に「医療・介護資源マップ」で言葉を統一します。正直なところ、どこの自治体でも、国の方針を受けて取り組みを始めたばかりです。住民に向けて公表できるものが完成していない自治体もあるでしょう。ですが、医療者や介護事業者が利用できるものは、ある程度出てきていると思います。

 

形式は、医療機関や介護事業者の名称、所在地、連絡先を一覧表にしただけの簡単なものから、文字通り地域の地図と連動したもの、どこの医療機関でどんな医療サービスが受けられるかを一目でわかるようにしたものまでさまざまです。

 

名称の統一がとれていないので、ネット検索で探すのはちょっと難しいかもしれません。お住まいの自治体の公式のサイトから、「高齢者、医療、介護」などの言葉でサイト内検索をかけてみるのが、最も確実に探せる方法だと思います。医療機関一覧、介護事業者一覧などの名称でアップされているかもしれません。

 

私の地元、山梨県上野原市では、「安心して暮らせる医療と介護」というサイトを作っています。トップページの一番上に、「市内の医療・介護事業所」というPDFファイルと「関係機関マップ」というグーグルマップの2つがあります。これが上野原市の、現在の医療・介護資源マップということになります。

 

さて、ちょっと複雑になりました。次回は、この開示されはじめたばかりの「医療・介護資源マップ」を使うために、まずは、利用者側の情報を整理することを考えてみます。

 

●「医療・介護資源マップ」の記事をすべて見る
●「在宅医 ドクター上條に聞く」のコーナーをすべて見る
●「高齢者のかかりやすい病気・疾患」の一覧を見る

 

 

プロフィール

kami上條内科クリニック院長・医学博士 上條武雄先生
1992年慈恵会医科大学卒業後、2003~2007年まで上野原市立病院内科勤務。2007年から横浜市内の在宅療養支援診療所3ヶ所に勤務の後、2011年に上野原市に上條内科クリニックを開業。地域を支える在宅医として、認知症ケア・緩和ケアなどにも力を入れる一方、アニマルセラピーの普及や、医療・介護が連携しやすい仕組みづくりにも取り組む。忙しく飛び回る毎日の癒しは愛犬のチワワたち(花音、鈴音ともに7歳)。自身でアニマルセラピーの効果を感じる日々。

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