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「味覚障害・入れ歯問題・口腔がん」原因と対処法~高齢者の口腔トラブル4

2016年9月23日

高齢者に多い口腔トラブルの原因と対処法、4回目です。
今回は、味覚障害・入れ歯トラブル・口腔がんについて取り上げています。
味覚障害は、加齢が原因となることもありますが、薬の副作用でも引き起こされることがあります。また、入れ歯が合わないというトラブルも、薬が原因となる場合があります。
薬でそうしたトラブルがあるということを知っていれば、早く対処することもできます。
服用している薬の把握は、大切です。
口の粘膜への刺激が誘因になるといわれている口腔がんも、高齢になると増えて来る疾患です。目で見てみつけられるがんだけに、早期発見が、早期治療につながります。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄 / 文:星野美穂>

 

*「高齢者の口腔トラブル」の1回目2回目3回目(前回)はこちら

 

味覚障害を起こしやすい薬物とは

食べ物の味が感じにくくなる味覚障害も、高齢者で増えて来る症状です。
その程度は、濃い味なら感じられるというものから、まったく味が感じられなくなるもの、また、甘みだけを感じないなど味の一部が感じられない、いやな味がするなどさまざまです。
1味を感じにくくなると、食欲が落ち、体力の低下につながりかねません。
唾液分泌や、味を感じる味蕾(みらい)が加齢により減少することが味覚障害の原因となりますが、薬の副作用によっても味覚障害が起こることがあります。

 

味覚障害を起こしやすい薬としては、以下などがあります。

 

・降圧薬
・消化性潰瘍治療薬
・抗うつ薬
・抗菌薬
・解熱・鎮痛薬

 

具体的な薬剤名は、厚生労働省が作った「重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬物性味覚障害【PDF】」に掲載されていますので、参考にしてください。

 

薬が原因の味覚障害は、早く対処することが大切

薬の副作用としての味覚障害は、多くは服用後2~6週間で症状が出るといわれています。
新しい薬を飲みはじめて、「味を感じにくい」「いやな味がする」などの症状が出てきたら、医師や薬剤師に相談しましょう。
薬剤性味覚障害は、発症してからできるだけ早期に原因となる薬剤を中止または変更したほうが、症状の改善がみられることが多いとされています。

 

防ぎたい、入れ歯のトラブル

2入れ歯を使っている方では、入院や風邪で寝込むなど、しばらく入れ歯をはずしていると、入れ歯が合わなくなることがあります。外している間に、歯肉が痩せるなど口のなかの環境が変化して、入れ歯が合わなくなるのです。
合わない入れ歯を使っていると、食べ物が噛みにくかったり、痛みが出るばかりでなく、口内炎を引き起こすこともあります。
入れ歯が合わなくなったら、歯科医師に調整してもらいましょう。

 

また、けいれんを止める抗てんかん薬のフェニトインや、高血圧を治療する降圧薬のカルシウム拮抗薬を服用していると、副作用として歯肉が脹れる(歯肉肥厚:しにくひこう)ことがあります。そのために、入れ歯が合わなくなることがあります。
この副作用は、歯磨きで予防が可能です。
もともと歯肉に炎症があると発症しやすいことから、投与後はもちろん、投与前からしっかりブラッシングして歯垢を取り除くことが大切です。

 

口のなかのがんにも注意

口腔がん(口のなかにできるがん)も、高齢になるにつれ増えてきます。
口腔がんのなかでも一番多いのが、舌にできる舌がん(ぜつがん)です。そのほか、歯肉がん、口底がん(下あごの内側のがん)、頬粘膜がん(頬の内側のがん)、口蓋がん(上あごの内側のがん)、口唇がん(くちびるのがん)などがあります。

 

口腔がんは、慢性的な刺激が大きな原因になるといわれています。
口は、食べ物・飲み物の入り口として、タバコやお酒をはじめとしたさまざまな刺激にさらされています。また、歯並びの悪さや合ってない入れ歯が口のなかの粘膜を刺激することもあります。こうした刺激が、口腔がんを誘発すると考えられています。

 

口腔がんは、自分で見つけることができるがんです。
早く見つければ、それだけ治療の影響も小さくてすみます。
口のなかに硬いしこりがある、出血しやすい場所がある、口内炎の治りが悪いなど、口のなかに異常があれば、早めに歯科医師の診察を受けましょう。

 

次回は、自宅でも歯の治療が受けられる?訪問歯科診療について取り上げます。

 

*「高齢者の口腔トラブル」の1回目2回目3回目(前回)はこちら

 

プロフィール

kami上條内科クリニック院長・医学博士 上條武雄先生
1992年慈恵会医科大学卒業後、2003~2007年まで上野原市立病院内科勤務。2007年から横浜市内の在宅療養支援診療所3ヶ所に勤務の後、2011年に上野原市に上條内科クリニックを開業。地域を支える在宅医として、認知症ケア・緩和ケアなどにも力を入れる一方、アニマルセラピーの普及や、医療・介護が連携しやすい仕組みづくりにも取り組む。忙しく飛び回る毎日の癒しは愛犬のチワワたち(花音、鈴音ともに7歳)。自身でアニマルセラピーの効果を感じる日々。

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