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「高齢者の口内炎・口内乾燥」原因と対処法~高齢者の口腔トラブル3

2016年9月16日

前回に引き続き、高齢者に多い口腔トラブルの原因と対処法について取り上げています。
お口のトラブルは、口だけの問題にとどまりません。放っておけば全身の健康状態にも影響してきます。知識を持って、早期に対処することが大切です。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄 / 文:星野美穂>

 

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口内炎の種類はひとつではない

1口内炎とは、唇や頬の内側、舌や歯肉などの口のなかの粘膜に起きる炎症のことです。
痛みから食事が摂れなくなったり、放っておくと肺炎などの全身性の疾患につながることもある、決して軽視はできない疾患です。
原因は、口の中の細菌です。

 

口内炎には、いくつか種類があります。
アフタ性潰瘍は、一般的に口内炎と呼ばれる、円系の小さくて浅い潰瘍です。口のなかの小さな傷からできると考えられています。
また、口のなかに白い苔のようなものができることがあります。これは、偽膜性(ぎまくせい)口腔カンジダ症と呼ばれ、口のなかに常在するカンジダ菌という真菌が異常繁殖して起こる病気です。
糖尿病やがんなどの疾患、ステロイドなどの投与によりからだの免疫機能が低下した人や、抗生物質を長期間投与されていた場合などに発症しやすくなります。
口のなかや入れ歯の手入れが十分でなく、不潔になっているとカンジダ菌が増殖し、発症します。

 

同じカンジダ菌が原因ですが、白い苔はできずに粘膜が赤くなる萎縮性(いしゅくせい)口腔カンジダ症という病気もあります。
偽膜性カンジダ症は、傷みはほとんどありませんが、萎縮性カンジダ症はヒリヒリとした痛みや食べ物の味を感じにくくなる味覚障害が起こります。

 

早く治すには、ブラッシングが大切

口内炎で口のなかが痛いと、つい歯磨きをさぼってしまいがちです。
ですが、口の中をできるだけ清潔に保つことが、口内炎を早く治すためには大切です。
痛みのある部分は避けて、できるところだけでも歯磨きをしましょう。
歯ブラシのヘッドは小さいものを使い、炎症部分は避けて歯磨きをするのがコツです。
歯磨き剤がしみる場合は、歯磨き剤を使わずに、痛みのないところだけでもしっかりブラッシングしましょう。

 

また、こまめにうがいをするのも効果的です。
うがいは、水だけでも十分ですが、しみる場合は生理的食塩水(500mlの水に食塩4.5gを溶かす)を使うとしみにくくなります。口に水を少しだけ含み、ブクブクと口のなかで水をかき回すようにすると効果的です。

 

予防につながる入れ歯の清掃

2入れ歯は、少なくとも1日1回はブラシできれいに洗います。洗ったあとは洗浄剤につけておきます。夜間は、入れ歯を外しておくことも、口内炎の予防につながります。
寝たきりで、歯が一本もなくても、毎日ブラシで歯肉をマッサージすると、血流を良くし、唾液の分泌を促すため、口内炎の予防になります。

 

 

 

高齢者に増える口内乾燥

高齢者では、口のなかの乾燥(口内乾燥)を訴えることも増えてきます。
直接口の渇きを訴えられない方でも、口のなかがねばねばしている、歯に唇がくっつく、しゃべりにくい、飲み込みにくい、口臭がする、入れ歯が入れにくいといった症状で、周りの方が気づくことがあります。

 

原因は唾液の分泌量の減少です。
唾液は、口のなかの汚れを洗い流す役割を果たしています。唾液の分泌が少なくなると、口のなかが汚れて、むし歯(虫歯)や歯周病、口腔カンジダ症などが発生しやすくなり、さらに悪化しやすい環境になってしまいます。

 

高齢者で口内乾燥が増えて来る原因は、加齢により唾液の分泌量が減少するほか、水をあまり飲まない、口を動かさないといった生活環境、糖尿病や更年期障害などの疾患が関係しています。

 

薬の副作用による、口内乾燥

また、薬の影響で口内乾燥が起きることもあります。

 

・利尿剤(浮腫〈むくみ〉や高血圧の薬)
・抗コリン剤(過活動膀胱やぜんそくなどの治療薬)
・抗ヒスタミン剤(花粉症など、アレルギーの薬)
・抗パーキンソン剤(パーキンソン病の薬)
・向精神薬(抗うつ薬、精神安定剤など)

 

上記のような薬を服用して異常な口の渇きを訴えたら、副作用を疑い、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

口内乾燥の対策としては、
1)十分な水分を摂る
2)うがいをする
3)市販のケアグッズ(口内保湿ジェル、スプレーなど)を利用する
などがあります。

 

次回は、高齢者の味覚障害、口腔がんについてお伝えします。

 

プロフィール

kami上條内科クリニック院長・医学博士 上條武雄先生
1992年慈恵会医科大学卒業後、2003~2007年まで上野原市立病院内科勤務。2007年から横浜市内の在宅療養支援診療所3ヶ所に勤務の後、2011年に上野原市に上條内科クリニックを開業。地域を支える在宅医として、認知症ケア・緩和ケアなどにも力を入れる一方、アニマルセラピーの普及や、医療・介護が連携しやすい仕組みづくりにも取り組む。忙しく飛び回る毎日の癒しは愛犬のチワワたち(花音、鈴音ともに7歳)。自身でアニマルセラピーの効果を感じる日々。

 

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