有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

「かかりつけ医を持つ」とは、どんな意味?~「高齢者のかかりつけ医」1|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

とある日のじーちゃんとの思い出~漫画★孫娘のガチンコ介護

4月25日

とある日のじーちゃんとの思い出~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

「かかりつけ医を持つ」とは、どんな意味?~「高齢者のかかりつけ医」1

2016年8月5日

最近、病院や役所へ行くと、「かかりつけ医を持ちましょう」とかかれたポスターを目にします。
子供の頃から診てもらっているかかりつけ医がいる、信頼できるかかりつけ医を持っているという人は幸いです。
でも、若い世代はもちろん、介護を担っている世代の40~50代でも、かかりつけ医を持っていない方が多いのではないでしょうか。慢性疾患を持っていなければ、風邪をひいた時に近所の医療機関に行くくらいしか、医師との縁がない、という人が多いでしょう。
自分で動ける状態であれば、医療機関を選んで自分の足で行くことができます。
でも、将来からだが動かなくなったら、寝たきりになったら、信頼できる医師にかかるためにどうしますか?
今回のシリーズでは、上條先生と一緒に、かかりつけ医の「作り方」を考えていきます。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄 / 文:星野美穂>

 

 

【質問 「かかりつけ医」ってどういう意味ですか? ~80歳・要支援2】

最近、病院に行くと「かかりつけ医を持ちましょう」というポスターを見かけますが、どんなメリットがあるのでしょうか?
(相談者:娘)

 

1父は脳梗塞で倒れたことがあるものの、あまり介護の手がかからず元気に過ごしています。
ですが、定期的に通院はしており、先日も父と一緒に病院へ行きました。すると、「かかりつけ医を持ちましょう」というポスターが目に入りました。これまであまり意識していなかったのですが、確か役所にも同じようなポスターがあったことを思い出し、急に気になってきました。
これまで「かかりつけ医」について考えたことがなかったのですが、持つ・持たないでどんな違いがあるのですか?

 

 

【 回答 】

かかりつけ医を「作る」ってどういうこと?

2そう、今回のテーマは、かかりつけ医の「探し方」ではなく、「作り方」です。
なぜ、作り方なのでしょう。

 

医師の職能団体である日本医師会では、かかりつけ医を次のように定義づけています。

 

なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師

 

つまり、かかりつけ医とは、幅広い知識を持って、患者さんの悩みにのれる医師です。
上條先生は、さらにこうした定義にプラスして、「ホームドクター的な要素も必要です」と話します。

 

上條先生のいうホームドクターとは、患者さん本人だけでなく家族も診ていて、家族の身体の調子や持病を知っており、かつ家族間の雰囲気などもつかんでいる医師のこと。
たとえば、孫がお腹が痛くて学校へ行けないということが続いていたときに、疾患という観点からと、もう1つ別の視点、たとえば「あの家はおじいちゃんが厳しいから、精神的なことが原因で腹痛を起こしているのではないか」という観点でも患者さんを診ていけるような医師のことです。

 

専門医志向の医師が増えているという現実

3一方、現在は、医師の専門医志向が強まり、勤務医だけでなく開業してからも専門医療だけを提供することを希望する医師が増加しているといわれています。
より狭い、専門的な医療だけを提供する、かかりつけ医とは真逆の性向を持った医師が増えているのです。

 

そうしたなかで、国は、かかりつけ医制度を推し進めようとしています。その理由はこのシリーズの後半で詳しく解説しますが、これから地域医療を推進していくなかで、在宅までを担う医師がより必要になってくるからだと考えます。
それを受けて、日本医師会でも、今年度より「かかりつけ医機能*研修制度」の実施を開始しています。この研修制度の目的は、「かかりつけ医機能のあるべき姿を評価し、その能力の維持、向上を図ること」にあります。

 

*日本医師会が掲げる「かかりつけ医機能」
1.患者中心の医療の実践
2.継続性を重視した医療の実践
3.チーム医療、多職種連携の実践
4.社会的な保健・医療・介護・福祉活動の実践
5.地域の特性に応じた医療の実践
6.在宅医療の実践

 

患者さんから、「かかりつけ医になって」と伝えよう

ただ、国や医師会が制度を整えるのを待っているだけでは、患者側が求める、レベルの高いかかりつけ医はなかなか増えないかもしれません。
制度が整うのを待つことよりも、患者さん側から「あなたにかかりつけ医になって欲しい」と伝えることのほうが、よりかかりつけ医を増やす推進力につながります。

 

上條先生は、「私自身、これからこの研修を受ける立場にありますが」と前置きした上で、「在宅医として患者さんやご家族の言葉に耳を傾けるなかで、研修制度で求めているかかりつけ医の機能が必要とされているのだと感じています」と話します。
患者さん、家族が、「あなたに私のかかりつけ医になって欲しい」と伝えることは、医師が患者のニーズに気づき、モチベーションを上げることにつながるのです。

 

どんな医師に、どんな風に「私のかかりつけ医になってください」と伝えるのか、それがなぜ、かかりつけ医を育てることにつながるのか、これからお話ししていきたいと考えています。

 

次回は、かかりつけ医を持つメリットについて考えます。

 

●「高齢者のかかりつけ医」の記事をすべて見る
●「在宅医 ドクター上條に聞く」のコーナーをすべて見る
●「高齢者のかかりやすい病気・疾患」の一覧を見る

 

 

プロフィール

kami上條内科クリニック院長・医学博士 上條武雄先生
1992年慈恵会医科大学卒業後、2003~2007年まで上野原市立病院内科勤務。2007年から横浜市内の在宅療養支援診療所3ヶ所に勤務の後、2011年に上野原市に上條内科クリニックを開業。地域を支える在宅医として、認知症ケア・緩和ケアなどにも力を入れる一方、アニマルセラピーの普及や、医療・介護が連携しやすい仕組みづくりにも取り組む。忙しく飛び回る毎日の癒しは愛犬のチワワたち(花音、鈴音ともに7歳)。自身でアニマルセラピーの効果を感じる日々。

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内

テーマで記事を探す

高齢者の病気

高齢者のケガ

高齢者のかかりやすい主な病気

<症状別>病気との付き合い方

高齢者に起こりやすい事故

在宅医 ドクター上條に聞く

この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す