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薬剤師が教える 老人ホームでの薬「高齢者の薬の管理、どうしたらいい?」4

2015年12月11日

「在宅での薬との付き合い方」を考えるシリーズ第4回目の今回は、介護施設や患者さんの自宅を訪問し薬の管理などを行う薬剤師に登場いただきます。
上條先生も、「期待する」と話す在宅での薬剤師の活動。
では具体的に、老人ホームや自宅で、薬剤師は何をしているのでしょうか。
今回は、編集部が、千葉市にあるメディスンショップ蘇我薬局に務める薬剤師の雑賀匡史(さいがまさし)さんにお話をうかがいました。
<監修:上條内科クリニック 院長 上條武雄 / 構成・文:星野美穂>

 

 

【質問 父の飲み残しの薬を発見 ~85歳・要介護2】

久しぶりに実家に帰ったら、押し入れから大量の薬が出てきました。どうしたら良いでしょう。
(相談者:娘)

 

先日、久しぶりに実家に帰りました。部屋の掃除を始めたところ、台所から大量の薬が出てきました。さらに押し入れの中からも、段ボールに入れられた数年前の薬が出てきました。父は高血圧と糖尿病を患っています。この薬…続きはこちら

 

 

【 質問への回答 】前回からの続き  *前回(3回目)2回目1回目はこちら

老人ホームでの薬の管理

4_1薬剤師による薬の管理については、相談者のような自宅だけでなく、老人ホームでも、その必要性は大きいと雑賀さんは話します。
雑賀さんは、「居宅療養管理指導*」を依頼されているグループホームに、2週間に1回の頻度で訪問しています。医師から処方された入居者の薬を届ける一方で、薬の服用状況や体調などもスタッフから聞き取ります。
「グループホームは、入居者さんが一斉に薬を飲むので、自宅にいる患者さんよりは飲み忘れは少ないです」と雑賀さんは話します。

 

一方、多くの入居者の薬をグループホームのスタッフが管理するので、薬を間違えないよう、飲み忘れがないよう、薬局で朝、昼、夕、寝る前といった具合に服用時間ごとに薬を一包化。入居者の名前や服用日も一包ずつ明記してスタッフに渡しています。
ただし、下剤は一包化からは外して包装しています。
「一緒に処方されているからと下剤まで一包化に入れてしまうと、今日はお通じがあったから下剤を外したいというときに、施設のスタッフがどの錠剤が下剤かわからず困ってしまいます。そのため下剤だけ別にして、施設のスタッフには、その方の便通を見ながら必要なら服用させてくださいとお話ししています」。

 

4_2そうした一方、服用しなかった下剤が残ってしまうこともあります。
「処方せんで下剤が指示されていても、施設に残っている下剤がある場合は、“残っている下剤から先に使ってもらいます”と私から医師に連絡しています」。

 

間違いがないように、しかし使いやすく、きめ細かな薬の管理がなされています。

 

*居宅療養管理指導:主治医からの指示に基づいて介護施設や患者さんの自宅で実施される管理や指導のこと。介護保険制度で提供されるサービスの1つ。

 

薬の効果や副作用もチェック

また、認知症の方が多く暮らすグループホームでは、認知症の行動・心理症状であるBPSDによる興奮や暴力を抑える目的で抗精神病薬を使っている方も少なくありません。
「抗精神病薬は、その方に合わせた量の調整が大切な薬です。服用量が多すぎるとぐったりしたり元気がなくなったりすることがあります。転倒なども起こりやすくなるので注意が必要です」。

 

そこで、雑賀さんは薬を服用したあとの入居者の様子や行動をスタッフから聞き取り、薬の効果を判定しています。薬が効き過ぎていると判断した場合は、医師に連絡して薬を弱いものに変更したり、頓服にするなどの提案を行います。

 

「そうした判断は専門的な知識のない施設のスタッフでは難しいですし、医師にも言い出しづらいことです。薬の専門知識を持つ薬剤師だからこその業務だと思っています」。

 

次回は、自宅暮らしの高齢者の薬の管理について、お伺いします。
 

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プロフィール

kami上條内科クリニック院長・医学博士 上條武雄先生
1992年慈恵会医科大学卒業後、2003~2007年まで上野原市立病院内科勤務。2007年から横浜市内の在宅療養支援診療所3ヶ所に勤務の後、2011年に上野原市に上條内科クリニックを開業。地域を支える在宅医として、認知症ケア・緩和ケアなどにも力を入れる一方、アニマルセラピーの普及や、医療・介護が連携しやすい仕組みづくりにも取り組む。忙しく飛び回る毎日の癒しは愛犬のチワワたち(花音、鈴音ともに7歳)。自身でアニマルセラピーの効果を感じる日々。

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