有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

お薬手帳、一包化…薬局を活用して「高齢者の薬管理、どうしたらいい?」3|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

7月25日

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

お薬手帳、一包化…薬局を活用して「高齢者の薬管理、どうしたらいい?」3

2015年12月4日

在宅における薬との付き合い方を考えるシリーズ第3回です。
在宅医の上條先生も、訪問診療を依頼されて患者さんのご自宅へ行ってみると、段ボールにこれまでもらった薬、そして今飲んでいる薬が詰まっているのを発見することが良くあるそうです。
当然、薬の管理がきちんとできでおらず、患者さんが箱から適当に薬を引っ張り出して飲んでいることもあるとのこと。
いつ、薬による事故が起きても不思議ではない状況です。
<回答:上條内科クリニック 院長 上條武雄 / 構成・文:星野美穂>

 

 

【質問 父の飲み残しの薬を発見 ~85歳・要介護2】

久しぶりに実家に帰ったら、押し入れから大量の薬が出てきました。どうしたら良いでしょう。
(相談者:娘)

 

先日、久しぶりに実家に帰りました。部屋の掃除を始めたところ、台所から大量の薬が出てきました。さらに押し入れの中からも、段ボールに入れられた数年前の薬が出てきました。父は高血圧と糖尿病を患っています。この薬…続きはこちら

 

 

【 上條先生の回答 】前回からの続き  前回(2回目)1回目はこちら

なぜ高齢者の薬の問題は起こるのか

1高齢者が薬の管理をすることが難しい原因はいくつか考えられます。
1つは、歳を取るにつれて病気が増えて行き、それに伴って服用する薬が増えるためです。
たとえば、以前脳梗塞を経験していて、高血圧と糖尿病があり、胃の調子も悪く、膝と腰が痛い・・・という方では、数種類の薬が出ていることも良くあります。複数の医療機関にかかっていると、同じような成分の薬が出されていても気が付かずに服用していることもあります。
また、他の薬の効き目を必要以上に強めてしまう薬が併用されていても気が付ないこともあります。

 

●A病院(循環器内科)
脳梗塞の再発予防のための薬(ワーファリン)
血圧を下げる薬(ARB、カルシウム拮抗薬)

 

●Bクリニック
血糖値を下げる薬(DPP4阻害薬、ビグアナイド薬)
胃のムカムカを抑える薬(シメチジン)

 

たとえば、A病院の薬は処方せんをもらって院外薬局で受け取り、Bクリニックの薬は院内で受け取っていると、双方の医療機関で出された薬をチェックする場所がありません。
でも、薬の内容をよく見てみると、相互作用が起きる可能性のある薬もあります。
Bクリニックで出されているシメチジンは、A病院で出されているワーファリンやカルシウム拮抗薬の効果を強める作用があります。その結果、出血が起こりやすくなったり、血圧が下がり過ぎたりすることがあります。

 

取り組み始まる地域の医療・介護連携。しかし・・・

2また、嚥下(飲み込み)の機能や、視力が衰えることでそれまで問題なく服用できていた薬が飲めなくなったり、薬を間違えてしまうこともあります。
さらに、高齢になると腎機能や肝機能が低下してきます。すると、これまでと同じ薬の量でも薬が効き過ぎてしまうということも起こります。
では、どうしたら良いのでしょうか。

 

病院では、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士など、さまざまな職種が連携して患者さんを支える「チーム医療」が実践されています。
在宅医療・介護においても、医師や歯科医師、訪問看護師、薬局の薬剤師、ケアマネジャー、ヘルパーなどが連携してチームを組もうという取り組みが始まっています。
ただ、まだ地域間の格差が大きく、活動や連携が行われていない地域も少なくありません。

 

薬の管理には薬局を利用しましょう

こうしたなかで、患者さんやご家族が薬と上手に付き合っていくためには、やはり薬局の薬剤師をどんどん活用していくことをお勧めします。

 

服用している薬の情報はお薬手帳にまとめるようにすれば、一緒に服用したら危険な薬や、同じような作用を持つ薬を薬剤師にチェックしてもらえます。さらに、その薬を処方した医師に連絡して相互作用のない薬に変えるなど、適切な薬物療法のための提案をするのも薬剤師の仕事の1つです。
薬を飲んで気になる体調の変化がある場合も、薬剤師に相談しましょう。薬剤師は薬の専門家です。そのからだの不調が薬の影響によるものかどうかを調べて、必要なら医師に報告して対処を考えます。
錠剤が飲み込みにくくなってきているなら、口の中でさっと溶けて水なしでも飲める「OD錠(口腔内崩壊錠)」や、薬を飲みやすくするためのゼリーなどを紹介してくれます。
目が悪くなってきて薬を間違えやすい場合は、朝・昼・夕など服用時間帯ごとに薬をまとめて(一包化して)くれます。

 

薬局の窓口で薬剤師が相談にのるだけでなく、最近では自宅に薬剤師が訪問して、薬の管理や体調のチェックを行う薬局も増えてきています。

 

次回は、そうした在宅業務を行う薬剤師に登場いただき、在宅の現場で薬剤師ができることを紹介します。

 

●「薬の管理に困ってます」の記事をすべて見る
●「在宅医 ドクター上條に聞く」のコーナーをすべて見る
●「高齢者のかかりやすい病気・疾患」の一覧を見る

 

 

プロフィール

kami上條内科クリニック院長・医学博士 上條武雄先生
1992年慈恵会医科大学卒業後、2003~2007年まで上野原市立病院内科勤務。2007年から横浜市内の在宅療養支援診療所3ヶ所に勤務の後、2011年に上野原市に上條内科クリニックを開業。地域を支える在宅医として、認知症ケア・緩和ケアなどにも力を入れる一方、アニマルセラピーの普及や、医療・介護が連携しやすい仕組みづくりにも取り組む。忙しく飛び回る毎日の癒しは愛犬のチワワたち(花音、鈴音ともに7歳)。自身でアニマルセラピーの効果を感じる日々。

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内

テーマで記事を探す

高齢者の病気

高齢者のケガ

高齢者のかかりやすい主な病気

<症状別>病気との付き合い方

高齢者に起こりやすい事故

在宅医 ドクター上條に聞く

高齢者のがん

この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す