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高齢者が「食べられない」とき、地域で使えるサービス~摂食・嚥下障害4

2015年7月24日

image1前回、摂食・嚥下障害のケアとして、口腔ケアや口まわりの運動の方法、食事の工夫などについてお伝えしました。
こうしたケアは、家族や介護者が中心となって行うことですが、その導入をはじめ、定期的なチェックは専門家の知識・技術が必要です。
たとえば、口腔ケアでは、歯科衛生士による口の中の状態の評価や、状態に合わせたケアができているかのチェックが大切です。食事についても、栄養が十分足りているのか、その方の嚥下能力の合わせた調理になっているかなどを確認するには、管理栄養士の力が必要です。

 

自宅で摂食・嚥下障害のある方のお世話をしていくときに、便利なサービスはどんなものがあるのか、誰に相談したらよいのかを紹介します。
<監修:上條内科クリニック 院長 上條武雄 / 文:星野美穂>

 

●「高齢者の摂食・嚥下障害」をすべて見る

 

自宅で口腔ケアが受けられる「訪問口腔ケア」

house_2f通院が困難な方でも、自宅で歯科医師による歯の治療や、歯科衛生士による口腔ケアを受けることができることをご存知でしょうか。
「食べられない」高齢者の場合、歯や入れ歯の状態をチェックすることも重要です。
歯科医師による訪問歯科診療は、保険診療で治療ができ、治療後の口腔ケアは介護保険を利用すれば1回502円(月2回まで)の自己負担額で受けることができます。歯科医師は、計画的かつ継続的な歯科医学的管理に基づく指導・助言を家族や介護者に行い、ケアマネジャーに必要な情報提供します。

 

一方、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が、通院困難な方の自宅を訪問し、口腔ケアや食環境などの助言・指導を行う「訪問口腔ケア」というサービスもあります。
歯科衛生士が定期的に訪問して、口の中を清潔に保つための口腔ケア法や口のリハビリテーションを指導したり、利用者に適した食事の介助法などをアドバイスするものです。
「訪問口腔ケア」も、介護保険サービスの1つで、1回352円(月4回まで)の負担金で受けることができます。
歯科医師による「訪問歯科診療」、歯科衛生士による「訪問口腔ケア」は、介護保険における「居宅療養管理指導*」の1つで、介護保険の利用限度額の枠外のサービスです。介護保険の利用限度額いっぱいにサービスを利用していても、受けることができます。
申し込みは、訪問歯科診療を実施している歯科医に依頼します。地域包括支援センターや地域のサービスを良く知るケアマネジャーに相談してみても良いでしょう。

 

*居宅療養管理指導:介護保険法における居宅サービスの1つで、通院が困難な要介護者、要支援者に対し、医師や歯科医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士などが自宅を訪問し、療養するうえでの指導や管理を行うこと

 

管理栄養士が自宅を訪問「訪問栄養指導」

image2また、あまり知られていませんが、管理栄養士が訪問して、食欲不振や摂食・嚥下障害などで困っている方に対して栄養指導を行う、「訪問栄養指導」というサービスもあります。
利用者の主治医が介護保険で訪問していることが前提となりますが、管理栄養士が自宅を訪問し、栄養状態や生活環境をチェックし、それをもとに支援計画を作成して栄養ケアの手助けを行うというものです。たとえば、今食べている食事量が利用者に合っているのか、おいしく食事が摂れているのかといった確認を行いその改善策を提案したり、介護食を作るのに便利な道具や方法を紹介するなどのサービスを行います。

 

介護保険を使って1回533円(月2回まで)の自己負担で受けることができます。このサービスも、介護保険の利用限度額枠外のサービスです。
訪問栄養指導を受ける場合には、医師の指示が必要になります。このサービスを受けたいときには、かかりつけ医やケアマネジャーに相談してみましょう。

 

動き出しつつある、地域での栄養サポートチーム

image3このほか、摂食・嚥下障害の方への支援として、薬剤師が服薬の管理で自宅を訪問したり、理学療法士や言語聴覚士が訪問してリハビリテーションを行うサービスもあります。

 

在宅栄養管理を中心とした地域の取り組みや、患者を支える多様な職種についての理解を深め、在宅医療の地域連携を向上させることを目指すセミナー「えとえの会」を開催している、睦町クリニックの院長、朝比奈 完先生は、「本来的には、こうしたサービスは家族やヘルパーからの利用者の様子などの情報や、訪問診療している医師や看護師の情報も合わせて互いに共有化し、チームを組んで利用者のケアにあたっていくのが理想です」と話します。

 

病院では、入院患者に対して、摂食・嚥下障害を含めた栄養管理のためのチーム、NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)を組んでいるところが数多くあります。医師、歯科医師、看護師、栄養士、薬剤師、言語聴覚士などさまざまな職種が連携して入院患者の栄養管理を行っています。
「在宅でも、地域一体型のNSTを作ろうという動きは生まれていますが、まだ機能しているところは少ないですね」と朝比奈先生は現状を話します。
病院では、1つの組織のなかでチームが組めますが、地域においては地域に散らばっているそれぞれの職種が手を結ばなければならないため、意思の疎通や情報の共有化が難しいこと、また利用者側も、こうした制度を知らなかったり、知っていても第三者が生活に入ってくることに二の足を踏んで利用しなかったりというのが、なかなか広がらない理由です。

 

そのため、まだこのサービスを受けたいと思ってもサービスを提供しているところが見つけにくいという地域もあるかもしれません。
でも、必要だと思ったら、探してみてください。利用者側が「必要だ」と発信していくこと、そして利用して利用者側からのサービスへの評価や意見を伝えること、それがこれからの地域における医療・介護サービスを充実させていく一旦となるのではないでしょうか。

 

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