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高齢者のてんかん治療<使用する薬と副作用>~高齢者のてんかん(癲癇)3

2015年4月24日

今回は、高齢者のてんかんについて解説する特集の3回目です。
前回、一郎さんは、病院でMRIと脳波の検査を受けました。また自宅で起こった「発作」らしき様子を収めた動画を医師に確認してもらい、「脳梗塞後のてんかんの発症」と診断されました。

 

高齢者が、脳の疾患をベースに発症するてんかんは、薬の治療によってかなり良くコントロールできます。今回は高齢者のてんかんの薬の治療について見ていきます。
<監修:上條内科クリニック 院長 上條武雄 / 文:椎崎亮子>

 

●「高齢者のてんかん(癲癇)」をすべて見る

 

てんかんの薬の治療は長く続く

1一郎さんと娘さんは、病院の医師から、てんかんの薬の治療についての説明を受けました。

 

「薬の治療の目的は、今出ている発作を極力少なくし、最終的にはゼロに近づける、つまりてんかんの『寛解』を目指します。

 

『完治』とは少し異なります。薬で発作が出なくなっても完治しているわけではないので、自己判断で薬を中断すると、発作がまたいつ起こるかわかりません。

 

一郎さんの発作は、短くても意識を失っている状態がありますので、発作中に事故に合うなどの危険もあります。薬の治療が始まったら、きちんと指示通りに飲み続けることを約束してください」

 

娘さんはこれを聞いて少し心配になりました。
「つまり、父のてんかんは、一生治らない、薬を飲み続けなければならないということですか?」

 

「そこが少し難しいところです。一般的に、2年間、薬で発作を完全に抑えられれば、薬をやめることも視野に入れます。しかし、その後発作が再燃するリスクはあります。薬の副作用に注意しつつ、できるだけ長く飲み続けると考えたほうがよいと思います」

 

抗てんかん薬は1種類ずつ試す

2医師は、次に薬について説明をしました。

 

「てんかんには、たくさんの種類の治療薬がありますが、使うのは基本的に1種類ずつです。一郎さんのてんかんの発作は『部分発作』ですので、カルバマゼピンという薬を最初に使います。

 

少ない量から始めて、発作の様子をみながら徐々に増やします。血中の濃度が安定するまでのおよそ3週間~1ヶ月の間は、1~2週間ごとに血液検査をさせてください。血液の中の薬の濃度がどのように上がり、そして効き目がどのように出ているかを評価して、発作が収まりかつ副作用が出ないちょうどよい量をさぐっていきます。

このようにして血中濃度を一定の値まで上げて効き目が良くなかったり、副作用が出るようでしたら、別の薬(ラモトリギン、レベチラセタム、ガバペンチン、フェニトイン、ゾニサミド、バルブロ酸など)への変更を検討します」

 

高齢者に特有の副作用や薬の飲み合わせに気を付ける

3娘さんは、何より心配なことを質問しました。
「脳に働く薬ということで、なんとなく副作用が心配です。どのようなことに気を付けたらいいですか?」

 

「高齢の方では、内臓の機能が衰えていることがあります。特に肝臓や腎臓が弱っていると、薬の代謝が遅くなり、作用が強まる場合があります。

 

そのため、薬を服用している間はときどき血液検査をして、腎臓と肝臓の機能を確かめていきます。また、他の病気などで薬を処方された場合は、相互作用で薬の働きが強まったり弱まったりすることがあります。ですので、抗てんかん薬を飲んでいることを必ず医師や薬剤師に伝えてください。

 

最初の薬のカルバマゼピンは、脳神経が異常な電気信号を伝えるのを抑える薬です。用量が増えてくると、眠気やふらつきが起こる場合もあります。また、少しぼうっとしたような、うつ状態のような感じが出る人もいます。普段の様子を良く知るご家族でないと、それはわからないかもしれませんので、お父さんのご様子を注意深く見ていてください。何かありましたら、医師か薬剤師に伝えてくださいね」

 

また、医師からは、生活上の注意として
(1)食べ物では、グレープフルーツジュースと一緒に飲んではいけないこと
(2)お酒を飲むとてんかん発作が起きやすくなるかもしれないこと
について注意を受けました。

 

次回は、てんかんの外科治療や、生活の中の注意点についてみていきます。

 

参考・「てんかん治療ガイドライン2010」日本神経学会

 

●「高齢者のてんかん(癲癇)」をすべて見る
●「高齢者のかかりやすい病気・疾患」の一覧を見る
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