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てんかんの症状?発作?疑いがあるときの検査~高齢者のてんかん(癲癇)2

2015年4月17日

一郎さんが食事中に動作が止まってしまう様子に、認知症の発症を心配した娘さん。かかりつけ医から、高齢者では脳梗塞などのあとに起きることの多い、てんかんである可能性を伝えられました。
一郎さんは脳梗塞の治療を行った病院で、MRIなどの検査を受けてみることになりました。
今回は、高齢者のてんかんの検査と診断についてみていきます
<監修:上條内科クリニック 院長 上條武雄 / 文:椎崎亮子>

 

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てんかんの発作を疑う様子を動画に撮ると良い理由

1かかりつけ医からの医療情報提供書を持って、一郎さんと娘さんは、脳梗塞の治療を受けた病院(脳神経外科)に来ました。

 

娘さんは、スマホに一郎さんの「発作」らしき様子を動画でおさめて持参しています。ちょうど前日にも、以前と同じような「短時間動作が止まり、口元だけ動かしている様子」がみられたからです。

 

一郎さんは、その状態のときのことを、覚えていませんでした。そこで娘さんから動画を見せながら、医師にそのときの状況を説明しました。

 

医師は、「動画を見せてくださってありがとうございます。医療者が直接、発作の様子を見る機会はとても少ないので、ご家族から、動画の形で見せていただけると診断にとても役立つのですよ。娘さんのお話や動画のご様子からは、やはりてんかんの疑いが高そうです。『MRI』で脳梗塞が起こっていないことを確かめたあとに、『脳波』を測定させてください。一郎さん、少し手間と時間のかかる検査ですので、途中でご気分が悪くなったりしたらすぐにおっしゃってください」と話しました。

 

「MRI」と「脳波の検査」

2「MRI」は検査そのものは20分程度でした。ガントリーと呼ばれる、円筒形の機械の中を、台に寝たまま通るだけです。

 

検査中、かなり大きなガガガガガという音や、トントンという音が響きますが、一郎さんは以前にもMRIを受けたことがあるので、大きな負担や不安はありませんでした。
結果として、あらたな梗塞や脳出血、脳腫瘍などの異常はみつかりませんでした。

 

もう一つの「脳波の検査」は、頭にたくさんの電極を専用のノリで貼り付けます。検査技師が準備を行いながら一郎さんを安心させるように話してくれました。

 

「脳の神経細胞は、常に電気的な信号をやりとりしています。てんかんの方では、時折異常な電気信号が現れることがあります。これを、頭に貼り付けた電極でとらえようという検査です。頭に電気を流すことはありませんので、安心してリラックスしていてください」

 

脳波検査中は、ベッドに横になり、覚醒時と睡眠時の脳波を測定します。睡眠時の脳波は、睡眠薬を少量使って短時間眠るようにして行います。覚醒時は、医師の指示に従いながら、安静にしているとき、目を開けたり閉じたりしたとき、目にストロボ光を当てたとき、深呼吸や速い呼吸をしたときなどを測定します。脳波の検査はおよそ1時間ほどかかりました。

 

脳の一部に電気信号の異常が現れる部分発作

検査の結果、一郎さんの脳波には、時折乱れた波形がみられました。発作が起きていないときでも、脳神経の電気信号が異常を示すことがあり、それが脳波測定でとらえられたのです。医師からは、次のような説明がありました。

 

「一郎さんは脳梗塞のあとにおこりやすい『てんかん』を発症されたと考えられます。
ご自身で自覚がなくても、短時間動作がとまっていたり、その間話しかけても応答しなかったりというのは、てんかんの発作ということになります。
いわゆる倒れて泡を吹くような発作は、全般発作と呼ばれます。脳の全体に異常な電気信号が現れている場合におこります。

 

これに対して、一郎さんの発作は、部分発作と呼ばれるもので、脳の一部分、おそらく梗塞を起こした部分に異常な電気信号が現れているのです。
動作が止まる、一点を見つめているような感じ、口を意味なく動かすなどは、部分発作に非常に特徴的なものです。ご本人が覚えておられないのは、実はその間、意識を失っているからです。

 

部分発作でも、意識があるものは単純部分発作、意識を失うものは複雑部分発作と呼ばれます。高齢の方のてんかんは、ほとんどの場合、内服薬で発作を抑え込むことが可能です。早速、お薬の治療を始めましょう」

 

このあと医師からは、発作が起きているとき、たとえばお風呂に入っていたり、外を歩いているときなど、事故にあう可能性があるので、薬の治療で状態が安定するまでは、できるだけ家族が見守るようにとの注意がありました。

 

次回は薬の治療についてみていきます。

 

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