有料老人ホーム・介護施設の資料請求ならオアシスナビ

広告掲載をご検討の方

オアシスナビ×ハートページ

治療で改善できる高齢者のトイレの悩み~排尿障害3|オアシスナビ 介護の知恵袋では、お役立ち情報を毎日配信!

目的別に記事を探す

連載スタート!認知症★ドタバタ介護日記

W認知症・じーちゃんばーちゃんと暮らす、ゆず子の介護奮闘記!

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

7月25日

【最終回】ゆずこ家の介護はまだまだ続く!~漫画★孫娘のガチンコ介護

→続きはこちら

治療で改善できる高齢者のトイレの悩み~排尿障害3

2015年3月27日

トイレの悩みは「恥ずかしい」「年のせい」という思いから、放置されていることも少なくありません。
しかし、トイレの悩みのなかには、薬や手術など医療機関での治療で改善が期待できるものもあります。
高齢者のトイレの悩みの原因となる、主な病気の症状と治療をまとめました。気になる症状があるなら、ぜひ医療機関に相談してみてください。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄/文:星野美穂>
 

●「高齢者の排尿障害」をすべて見る

 

おしっこががまんできない!~過活動膀胱

3_1過活動膀胱とは、「急にがまんできないほどの尿意が起こる(尿意切迫感)」「トイレが近い(頻尿)」「夜間に頻繁にトイレに行く(夜間頻尿)」といった症状を示す病気です。ときに、我慢ができず漏らしてしまう(切迫性尿失禁)こともあります。

 

40歳以上の日本人で、過活動膀胱の症状がある人は810万人以上いると推測されており、その半数は尿失禁を伴っていることがわかっています。

 

原因は、女性では加齢や出産によって、膀胱や子宮、尿道を支えている骨盤底筋が弱くなるために排尿のメカニズムがうまく働かず、過活動膀胱が起こってきます。

男性では前立腺肥大症により排尿のたびに膀胱への負担が繰り返された結果、膀胱の筋肉が異常をきたし、少しの刺激に過敏な反応をするようになることで起こります。

また、脳卒中や脳梗塞、パーキンソン病などの疾患により脳と膀胱を結ぶ神経の回路の障害によっても、過活動膀胱が起こることがあります。

 

<治療>
女性の場合、膀胱の緊張を緩める作用を持つ抗コリン薬が使われます。
一方、50歳未満の男性の場合、背景に脊柱管狭窄症などの神経障害や前立腺炎など泌尿器科疾患を合併していることがあるため、そちらの治療を優先します。
50歳以上の男性の場合は、前立腺肥大症が合併している場合は前立腺肥大症の治療を優先して行い、それでも過活動膀胱の症状の改善が得られない場合は、抗コリン薬を使うことを考えます。

 

くしゃみでもれる~腹圧性尿失禁

くしゃみや咳、立ち上がったときなど、おなかに力がかかったときに尿がもれることを、腹圧性尿失禁といいます。高齢の女性に多く、出産などで骨盤底筋の緩みが原因とされています。

 

<治療>
腹圧性尿失禁の治療では、手術療法が最も確実な効果が期待できるといわれています。TVT(tension-free vaginal tape)手術、およびTOT(trans obstructer tapes)手術が標準術式となっています。どちらも尿道を正しい位置で支えるための手術で、局所、あるいは軽い全身麻酔で行い、術後数日で退院することができます。
一方、軽度の場合は、薬物療法や骨盤底筋体操で改善することもあります。薬は膀胱の緊張をとり、尿道の締まりを改善するβ2(ベーターツー)受容体刺激薬や抗コリン薬、女性ホルモン製剤が使われます。

 

おしっこがでにくくなった~前立腺肥大症

3_2前立腺とは、男性だけに存在する器官で、尿道を取り巻くように存在します。この前立腺が大きく肥大することで尿が出にくくなり、排尿に時間がかかったり、残尿感を感じる、排尿の最後に尿がポトポトこぼれる、就寝後にトイレに立つことが増えるなどの症状が現れる疾患が、前立腺肥大症です。

 

生命に影響を及ぼす疾患ではありませんが、生活に支障を感じたら、治療を行ったほうが良いでしょう。

 

<治療>
前立腺による尿道の圧迫や緊張をゆるめるα1アドレナリン受容体遮断薬や、前立腺を小さくする5α還元酵素阻害薬を使います。

 

受診は泌尿器科へ

このような排尿に関する症状では、恥ずかしいという気持ちや、年のせいで仕方がないというあきらめから、医療機関を受診する人が少ないという傾向があります。

 

しかし、トイレを気にして外出しなくなったり、夜に何度もトイレで起きるために昼間は眠くてたまらずからだを動かすのがおっくうになるなど、生活への影響が大きい症状です。
トイレを気にして家に引きこもっているうちに、からだが動かなくなってしまうこともありえます。

 

症状が気になったら、困ったなと思ったら、医療機関を受診してみましょう。排尿の問題は、泌尿器科に相談すると良いでしょう。

 

次回は、薬物療法と合わせて効果が期待される、骨盤底筋を鍛える体操や、失禁を減らすための生活環境の見直しについて考えていきます。

 

●「高齢者の排尿障害」をすべて見る
●「高齢者のかかりやすい病気・疾患」の一覧を見る
●「在宅医 ドクター上條に聞く」のコーナーをすべて見る

関連する記事
コメントを書く
ユーザー名:40文字以内
コメント:200文字以内

テーマで記事を探す

高齢者の病気

高齢者のケガ

高齢者のかかりやすい主な病気

<症状別>病気との付き合い方

高齢者に起こりやすい事故

在宅医 ドクター上條に聞く

この条件で検索

このページのトップに戻る

都道府県から老人ホームを探す