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脱水時の輸液とは?輸液の種類と注意点<高齢者は脱水になりやすい2>

2015年2月20日

脱水(摂取する水分が、体外に出て行く水分より少ない場合)は、基本的に、経口で水分の補給が可能であればそうするほうが良いとされています。でも、水も飲めないほど体調が悪化していたり、認知症で飲食の意欲がない方の場合は、輸液をおこないます。輸液とはどのようなものなのでしょうか。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄 / 文:椎崎亮子>

 

●「高齢者の脱水」をすべて見る

 

輸液とは何か

byoki1人間を含む生き物はみな、自力で必要な水分と電解質を自然に摂取しています。健康なときには、特に意識することなく、必要なときに必要なだけ水分や電解質(塩分・ミネラル)を飲食物から取り入れられるのです。
高齢者が脱水に陥っているのは、この自然に、意識することなく行う飲食の行動がとれなくなっている場合です。

 

脱水時には、飲食ができる方では、必要な水分と電解質を含んだ経口補水液を飲んでもらいます。経管栄養(胃ろうなど)を使っている方ではそこから経口補水液を入れます。

 

経口・経管で摂取できない方には、点滴で水分と電解質を体内に入れます。これを、医学的には輸液と呼びます。輸液には、静脈からおこなうものと、皮下からおこなうものとがあり、通常は静脈からおこないます。

 

脱水の種類と輸液

byoki2輸液に用いる輸液製剤には、基本的にナトリウム、カリウム、ブドウ糖が入っています。体に無理なく吸収されるために酢酸や乳酸を加えたものなど、さまざまな配合・濃度のものがあります。
ひとくちに脱水といっても、体液のバランスの崩れ方はさまざまなので、それを微妙に補正するようになっているのです。したがって、脱水の種類を見極めて、医師がもっとも適切な輸液製剤を処方します。

 

脱水の種類は体液がどのような状態かで、

 

(1)体液の水分が欠乏し、血液中のナトリウム濃度が高い状態(高張性脱水)
(2)体液中のナトリウムが欠乏し、血液中のナトリウム濃度が低い状態(低張性脱水)
(3)体液中の水分もナトリウムもともに欠乏した状態(混合性脱水)

 

の大きく3つに分けられます。

 

多くは(3)の水分・ナトリウムともに欠乏した混合性脱水ですが、冬場に空気が乾燥しているところに下痢をした、または水をほとんど飲めなかった、などの場合は、(1)の高張性脱水の場合もあります。
また夏場などで大量の汗をかいて電解質を失っているところに、電解質を含まない水分をがぶ飲みした場合には、(2)の低張性脱水に陥ってしまいます。

 

脱水の種類は正確には血液検査によって見極めます。ヘマトクリット値は、血液全体に占める血球の体積の値で、水分が不足していると値が上昇します。また、血中のブドウ糖(血糖)、ナトリウム、カリウムなどを生化学検査で調べることで、体液のバランスがどのように傾いているかがわかります。

 

輸液を受けるときに注意すること

輸液をするときは、腕などの血管に針を刺し、その部分をテープ等で留めてあります。
針が刺されていても、ある程度の日常動作はできますが、針の刺さっている部位を動かしすぎると、針が抜けたり、血管から針先がそれたりすることがあります。

 

針が抜けてほかの部位に刺さったり、血管からそれて輸液が血管以外のところに入ったりすると、そこから感染を起こすことがあります。
また、輸液のラインは、逆さま(針の刺さっている部分を上に持ち上げるなど)にすると血液が逆流してしまいますし、管が折れ曲がったままになると、液が正常に落ちません。輸液をしたままトイレにいく時などは、ラインをひっかけたりして転倒する危険もあります。動かしてよい範囲を医師・看護師によく聞いておき、輸液中はできるだけ安静を保つようにします。また、認知症等で、自分で針を抜いてしまう方などでは、適宜見守りをする必要もあるかもしれません。

 

輸液がラインを滴々と落ちて静脈内に注入される速度は、輸液ラインの途中の管を締め付ける部品(クレンメ)で調節しています。輸液の速度は、体内に無理なく吸収されるように調整されていますので、介護する家族が勝手に早めたりしてはいけないものです。一度に多量の輸液が入ることで、体液のバランスが急激に変わり、体調の悪化につながることもあります。輸液ラインの取り扱いについては、医師、看護師の指示に従ってください。

 

次回は、輸液の治療を中止するときや、お看取り期の脱水のことについてみていきます。

 

●熱中症による脱水にも気をつけてください →「高齢者の熱中症」

 

●「高齢者の脱水」をすべて見る
●「高齢者のかかりやすい病気・疾患」の一覧を見る
●「在宅医 ドクター上條に聞く」のコーナーをすべて見る

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