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老人ホームも取り入れ始めた 最新の認知症ケア方法

2014年8月15日

認知症の研究が進み、さまざまなケア方法が生まれています。ここでは、最新の認知症ケア方法を6つご紹介します。

 

●「高齢者の認知症」をすべて見る

 

1.回想法

3-1

専門家が高齢者から過去の思い出を引き出し、共感を示しながら受け入れていく心理療法のひとつです。過去の記憶を呼び起こすことで精神の安定を得たり、認知症の進行を遅らせたりする効果が期待できます。

 

認知症の高齢者は、直前の出来事については忘れても、幼少期の頃のことなど昔のことは記憶しているものです。共感的な態度で積極的に昔話を聞いてもらうことで、「楽しい」「嬉しい」「懐かしい」といったポジティブな思い出がよみがえり、心の安定を促すことができます。またこれまでの人生を振り返ることで自信が生まれたり、不安がやわらぐといった効果が知られています。

 

具体的には「ふるさと」「子供時代」「趣味」などキーワードを定めたり、昔の映像・出版物や使用していたもの等で五感を刺激して回想を促します。この療法は1対1でもグループでも可能で、施設によって様々な取り組みがあります。また、日常的なコミュニケーションのなかでも実践できます。

 

 実例紹介  昭和レトロ教室 ライフコミューンふじみ野の場合

 

3-3-1ライフコミューンふじみ野
 施設エリア  埼玉県ふじみ野市
 施設タイプ  介護付有料老人ホーム

ライフコミューンふじみ野には、『昭和レトロ教室』と名づけられたスペースがあります。昭和の雰囲気が感じられる温かみのある空間です。

 

なつかしい映画ポスターやおもちゃが飾られ、木製の学習机が並ぶ。

なつかしい映画ポスターやおもちゃが飾られ、木製の学習机が並ぶ。

奥にちゃぶ台や白黒テレビが置かれた、昭和のお茶の間を再現。

奥にちゃぶ台や白黒テレビが置かれた、昭和のお茶の間を再現。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画ポスターを見たら思い出話を始めたり、足踏み式オルガンを見たとたんに弾き始めたり、「止まっていた記憶が生き生きと動き出す」という経験をされている方がたくさんいらっしゃいます。また、大声を出されたり興奮してしまったりした方も、このスペースでお茶を飲むと落ち着いてお話ができるようになるなど、スタッフもコミュニケーションのきっかけづくりに役立てています。

 

入居者様が日常的にくつろぐほか、レクリエーションの場としても活用され、近隣のご高齢者や子供たちとの交流の場ともなっています。

 

2.音楽療法

3-4

音楽が持つ生理的・心理的・社会的な効果を応用し、心身の健康維持・向上をはかる療法です。

 

一言で音楽療法と言っても、ピアノ伴奏に合わせて歌ったり、音楽に合わせて体操をしたり、みんなで楽器を演奏したりと、さまざまなバリエーションがあります。

 

音楽は、聞くだけでも精神を落ち着かせるリラクゼーション効果がありますが、歌ったり大きな声をだすことは心肺機能を高めストレスを解消させる効果もあります。また、指先を使って簡単な楽器を演奏したり、踊ったりすることは身体機能の維持・向上、脳の活性化に役立ち、周囲とコミュニュケーションをとりながら参加することで社会適応能力も維持・回復できます。さらに、音楽を記憶し演奏することは記憶力の訓練になり、もっと上手になりたいと目標をもったり新しいことに挑戦することは、脳の活性化になり生きる気力にもつながります。

 

このようにさまざまな効果があるため、多くの施設が音楽療法を取り入れています。

 

3.園芸療法

3-5

植物を育てる園芸作業を通して心を癒したり、社会復帰のためのリハビリテーションをする療法です。

 

植物が身の回りにあるとそれだけでも癒されますが、園芸療法はただ植物を愛でるというものではありません。園芸療法士など専門知識を持つ指導者のもと、ゴールを設定して取り組んでいきます。

 

水をやったり手入れしながら植物と向き合い成長を手助けすることで、達成感を得たり、自分の役割を見出すという効果が期待できます。また体を動かし、他人と協調する場面も自然に生まれてきます。花や野菜を育てる園芸作業が、心身の機能や状態を回復するセラピーとなるのです。

 

アメリカでは1950年代ごろから戦争の帰還兵の心のケアのために活用され、現在は園芸療法士の資格取得コースを設けている大学も多数存在します。また北欧では主に障害者の社会復帰を目的に発展してきました。日本でも、近年は施設等で取り入れられ、さまざまな効果が報告されています。

 

4.学習療法

3-6

学習療法とは、音読と計算などの学習によって脳を活性化させ認知症の予防・改善を目指すものです。

 

人の認知や思考、創造性など人間らしさを形成するための中枢部分は、大脳の前頭前野にあるといわれています。感情やコミュニケーション、身辺の自立などのコントロールをしているのも前頭前野です。認知症の症状の多くが、この領域の機能障害に関係しています。

 

最近の研究によって、人は考えこんでいる時よりも簡単な計算や読み書きをしている時のほうが、前頭前野が活性化することがわかってきました。こうした研究に基づいて生まれたのが、学習療法です。教材を用いて主に音読や計算などの学習を継続的に行って前頭前野に刺激を与え、脳の機能向上をはかります。学習を支援する人と共に取り組むことでコミュニケーション機能の回復を促すこともできます。

 

実際に認知症の症状が改善され、生活の質が向上したなどの成果が報告されています。現在では全国の多くの施設で採用されている療法です。

 

5.アロマテラピー

3-7
精油(エッセンシャルオイル)で嗅神経を刺激する療法です。最近では科学的な検証も進み、認知証の予防や改善などの効果が期待されています。

 

精油とは植物から抽出した芳香物質のことです。主に香りを楽しむために、ヨーロッパでは古くから精油づくりの技術が発達してきました。精油の持つ効果に着目したアロマテラピーという療法が生まれたのは1920年ごろのフランスで、日本では80年代から広まったといわれています。

 

認知症は早期の段階で嗅覚に障害が起こり、においを感じにくくなりがちです。しかし、症状が重くなっても嫌な匂いはわかることも知られ、精油のにおいの効果も期待されています。

 

精油の使い方はさまざまで、香りを嗅ぐ芳香浴のほか、湯にいれて入浴したりマッサージオイルに混ぜて皮膚に塗布したりします。認知症の高齢者の場合は、怒りや衝動行為、徘徊などの問題行動が少なくなった、夜間に十分に睡眠が取れるようになったなどの効果が報告されています。

 

6.バリデーション

3-8

認知症のご高齢者とのコミュニケーション術のひとつです。アメリカで提唱され、現在では欧米の数多くの施設で療法として採用されています。

 

「バリデーション」とは「正当性や妥当性を認める」という意味の言葉ですが、療法としては「認知症の人のすべてを認めて受け入れ、共感する」という意味で用いられています。認知症の高齢者が、理解しづらい行動をとったり言葉を発したりしても、バリデーションでは尊敬と共感を基本として、ありのままを受け入れます。そうすることで、本人のストレスや不安をやわらげ、自尊心を取り戻す効果があると考えられています。またコミュニケーションに対して積極的になり、ひきこもりを防ぐ効果も期待できます。

 

バリデーションは、介護する立場のご家族やケアワーカーにとっても、不安やストレスを軽減する効果があり、認知症の高齢者との円滑なコミュニケーションをはかるための方法として注目されています。

 

●こちらの記事も参考にしてください
→在宅医に聞く「認知症の人が受診を拒むとき」

 

●「高齢者の認知症」をすべて見る
●「高齢者のかかりやすい病気・疾患」の一覧を見る
●「在宅医 ドクター上條に聞く」のコーナーをすべて見る

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