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悪性関節リウマチについて~高齢者のリウマチ

2013年11月29日

4回にわたって関節リウマチを取り上げてきました。その第1回目で、関節以外の臓器に症状の出る「悪性関節リウマチ」という病気があることに少しふれました。今回は、その「悪性関節リウマチ」の治療などについてみていきます。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄/文:椎崎亮子>

 

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関節以外の臓器に症状が出る難病

悪性関節リウマチは、関節症状の悪化のことではありません。関節リウマチの症状に加え、動脈の壊死性の血管炎を原因とする、多発性神経炎、皮膚潰瘍や皮膚梗塞、足の壊疽(えそ)、臓器梗塞(心筋梗塞、肺梗塞)、間質性肺炎などさまざまな臓器の症状が現れるものを、悪性関節リウマチと呼びます(診断基準の表を参照)。関節リウマチよりさらに自己免疫疾患としての様相が強く、しかも治りにくい(難治性)ため、難治性疾患として治療費が公費対象となります(後述)。

 

関節リウマチ患者の、約0.6~0.8%%程度が悪性関節リウマチを発症すると考えられます。原因は、関節リウマチと同じく免疫の異常です(関節リウマチ1 自分自身の免疫による「痛み」の病気参照)。特に、血液中のリウマトイド因子(免疫グロブリンIgG抗体)が高い値を示す特徴があります。

 

なぜ免疫異常が起こるかはよくわかっていませんが、悪性関節リウマチでは通常の関節リウマチより遺伝的な要素がより強いのではないかと考えられています。発症は通常の関節リウマチより少し遅い60代がピークで、男性と女性の患者の比が1:2、男性の割合が少し高いのも特徴です。

 

 

免疫異常を抑えるため薬による全身的な治療を行う

関節リウマチでは、現在はメトトレキサート等の抗リウマチ薬(関節リウマチ2 選択肢が広がる薬の治療参照)が治療の中心です。メトトレキサートが使えるようになってから、悪性関節リウマチの発症率が多少下がっているとも言われています。

 

悪性関節リウマチの発症前までは、薬の治療を続けることが大原則ですが、より免疫異常を抑えることに重点が置かれます。そのため、ステロイドや免疫抑制剤なども積極的に使われます。生物学的製剤は、悪性関節リウマチの治療でも今後の成果に期待されています。

 

また、進行が早い場合や薬の治療に反応が悪い場合など、血液中の血球以外の成分である血漿(けっしょう)を交換して、血漿中のリウマトイド因子を取り除く方法を行う場合もあります。

 

悪性関節リウマチと診断された場合、寛解に至るまで、治療は入院で行われます。通院と投薬による治療になったあとも、特にステロイドは医師の指示通りに服用するよう介護者も注意してください。急に止めると、ステロイド離脱症候群と呼ばれる血圧低下などの重い症状が出て、命にかかわる場合もあります。必ず医師の指示のもと、漸減していってください。

 

 

悪性関節リウマチでは栄養バランスも大切

さまざまな関節以外の症状も伴いますが、基本的に関節を守る日常生活のケアは、関節リウマチのケアに準じます(関節リウマチ4 リウマチの症状を軽減する日常生活の工夫参照)。

 

血管炎にともなう臓器の症状、特に発熱などがある場合は、体力を消耗するので、できるだけ食事でエネルギー補給ができるよう配慮します。低脂肪で、良質なたんぱく質、脂質の摂取ために、魚や乳製品を取り入れることなどが大切です。心不全、腎不全になることを防ぐため、減塩にしますが、特にステロイドを多く使う人では、カリウムが排泄されてしまうため、カリウムを補う野菜・果物類を多めに食べるようにします。

 

 

悪性関節リウマチの治療費は公費対象

悪性関節リウマチと正式に診断されると、申請手続きを行うことによって治療費は公費負担(保険診療での自己負担分を国と都道府県が代わって負担する)となります。悪性関節リウマチなど56の疾患が「特定疾患治療研究事業対象」となっています。特定疾患治療研究事業対象の疾患とは「原因不明、治療方法未確立であり、かつ後遺症を残すおそれが少なくない疾病」として調査研究を進めている疾患です。

 

申請手続きは、最寄りの保健所で行います。必要書類などの詳細は保健所で教えてくれます。(1)臨床個人調査票を医師に記入してもらう(2)臨床個人調査票、住民票、生計を立てる人の所得の状況を示す書類等、必要書類を保健所に提出、「特定疾患医療受給者証」の交付申請を行う(3)申請書が受理されたら、審査をへて受給資格が認定される――そして受給資格証交付後に、資格証を提示することで、医療機関・薬局での窓口負担が免除されます。

 

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