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自分自身の免疫による「痛み」の病気~高齢者のリウマチ

2013年11月1日

リュウマチ1

高齢の方でなくとも、常に体のどこかが痛いということは、本当につらいものです。特に、身体を動かす要である関節がこわばって強い痛みがあると、休息すらままならなくなります。痛みを訴える方を介護する家族も、どうしてよいかわからず、途方に暮れることも少なくありません。

 

関節リウマチの主な症状は全身の関節の腫れ・痛みですが、この病気は免疫の異常によっておこる自己免疫疾患ですので、主に内科で診察をうけます。まだわかっていないことも多いのですが、早期に薬の治療を開始することで、痛みを緩和してQOL(生活の質)やADL(日常の生活動作)を良くすることが可能です。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄/文:椎崎亮子>

 

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朝、関節がこわばることから始まる

関節リウマチは、男性より女性に約3倍多く、30代~50代が発症のピークと言われていますが、高齢になってから発症する人も少なくありません。人口の約1%程度がこの病気で苦しんでいるともいわれます。

 

朝起きた時に、特に手指や手首、足首などの関節のこわばり、動かしにくさや違和感から始まる人が多いようです。最初は1時間程度で身体が温まると解消しますが、日にちがたっても良くなることはなく、次第に関節の腫れや痛みが進行してきます。同時に、疲れやすさや微熱、身体に力が入りづらい、食欲が出ないなどの全身的な症状が現れます。

 

 

自分の免疫が関節を壊していく病気

関節リウマチはまだ分かっていないことが多い病気です。本来は身体の外敵である細菌やウイルスなどを攻撃するべき免疫細胞が、自分自身の細胞を攻撃してしまうことによって起きる、自己免疫疾患であることだけはわかっています。発症の引き金になる要因には、遺伝子の異常や感染などさまざまな説があり、はっきりしていませんが、喫煙との関係も指摘されています。

 

免疫細胞であるリンパ球やマクロファージが、サイトカインと呼ばれる物質を出します。サイトカインによって、全身の関節の滑膜(関節を包む筋肉の薄い膜のうち、関節の内側を構成している膜)の細胞に炎症が起きます。炎症が進むと、滑膜は病的に厚くなり、関節の中に満たされた潤滑液である関節液が増加し、関節を形作る軟骨や骨が破壊されます。このため関節が赤く腫れる、熱を持つ、動かしにくい、押さえると痛むという症状は、徐々に進行していきます。

 

この状態を放っておくと、関節の変形がおき、手足の指の関節が曲がったまま固定されたり、さらに膝や肘、股関節などが十分に伸ばせなくなったりします。

 

症状は主に手足の関節に左右対称に現れます。首の関節(頸椎)に起こると環軸関節亜脱臼(首の関節がずれやすい状態)になり、後頭部の痛みなどを伴います。頸椎を除く背骨には症状が出ません。

 

さらに、皮下にしこりができる(リウマチ結節)、胸水がたまる、涙や唾液が出なくなり目・口が異常に乾く(シェーグレン症候群)などがみられる場合もあります。

 

リウマチの中でも、全身の血管の炎症に由来する間質性肺炎や心筋炎など内臓の症状があるものは「悪性関節リウマチ」と呼ばれ、難病指定されています。これについては次回以降に詳しく触れます。

 

 

関節リウマチの検査と診断

早期に診断を受け、治療を開始することで重篤な症状を防ぐことができます。そして寛解(症状のない状態)を長く続けていくことが大切になります。

 

関節リウマチを疑われる場合、内科で血液検査を行い、リウマトイド因子*、抗CCP抗体*、赤沈*、CRP*などを調べます。また、症状のある関節のX線写真をとります。MRIや超音波検査も合わせて行われます。

 

診断には、2010年に米国リウマチ学会と欧州リウマチ学会が合同で発表した新しい診断基準が用いられています(表1)。以前は米国リウマチ学会の診断基準が使われていましたが、新しい診断基準によって、より早期に診断ができるようになりました。

 

次回は関節リウマチの具体的な治療についてみていきます。

 

リウマトイド因子、抗CCP抗体*=関節リウマチに関係する自己抗体
赤沈*=血液中の赤血球が試験管内で沈む速度、炎症反応を調べられる
CRP*=C反応性タンパク=炎症が起きると血液中に増加するタンパク質

 

表1

 

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