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問診が中心となる逆流性食道炎の診断~高齢者の逆流性食道炎

2013年9月13日

逆流性食道炎の主な症状は、胸やけと、酸っぱいものがこみあげる呑酸(どんさん)です。しかしそれ以外の、胸の痛みや慢性的な咳といった症状が表に出ることがあり、他の疾患と確実に、しかも患者に負担なく見分けることが必要です。逆流性食道炎の検査・診断をみていきます。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄/文:椎崎亮子>

 

●「高齢者の逆流性食道炎」をすべて見る

 

問診が非常に重要

逆流性食道炎かどうかの診断には、問診が大変重要です。

 

代表的な症状の胸やけは、他の病気でも起こります。患者さんが胸やけがすると訴えた場合、医師は「胸のどの辺に症状がありますか」と尋ねます。逆流性食道炎が強く疑われる胸やけは、胸の、みぞおちではなくもう少し上の部分、胸骨で覆われた部分に感じます。逆に、みぞおちやそれより下に症状がある場合は、胃、十二指腸、膵臓などの他の病気の疑いも出てきますので、不快感のある部位を正確に伝えるようにします。

 

不快な症状の頻度が、週に何回あるか、いつ(食事との時間関係)なども重要な手掛かりになります。患者本人がうまく医師に伝えられない場合は、介護者・家族が様子を記録しておいて伝えます。

 

胸の痛みが強い場合は、心臓の病気(心筋梗塞など)の痛みと鑑別する必要があります。以前には感じたことのない強い痛みであった場合は、かかりつけ医・もしくは救急に連絡して指示を仰いでください。心臓疾患の可能性がある場合は心電図を取ることになります。

 

逆流性食道炎専門の問診票もあります。日本では「Fスケール」と呼ばれるものが使われています(表1)。最近では新しく、海外から「GerdQ」と呼ばれる問診票も使われているようです(表2)。

 

(表1)

 

 1  胸やけがしますか? それぞれの項目を
・ない   0点
・まれに  1点
・ときどき 2点
・しばしば 3点
・いつも  4点
として、合計点数で評価する
 2  お腹がはることがありますか?
 3  食事をした後に胃が重苦しい(もたれる)ことがありますか?
 4  思わず手のひらで胸をこすってしまうことがありますか?
 5  食べたあと気持ちが悪くなることがありますか?
 6  食後に胸やけがおこりますか?
 7  喉の違和感(ヒリヒリなど)がありますか?
 8  食事の途中で満腹になってしまいますか?
 9  ものを飲み込むと、つかえることがありますか?
 10  苦い水(胃酸)が上がってくることがありますか?
 11  ゲップがよく出ますか?
 12  前かがみをすると胸やけがしますか?

 

(表2)

 

1  胸焼け(胸骨の後ろが焼けるような感じ)はどれぐらいありましたか 過去7日間を振り返って、それぞれの項目を
・全くない
・1日
・2~3日
・4~7日
で答える
2  胃に入っているもの(液体または食物)が喉や口の方まで上がってきたこと(逆流)はどのくらいありましたか
3  上腹部中央の痛みはどのくらいありましたか
4  吐き気はどのくらいありましたか
5  胸焼けや逆流のために、夜、快眠が得られなかったことはどのくらいありましたか
6  胸焼けや逆流のために医師から指示された以外の薬(市販の胃薬など)を服薬したことはどのくらいありましたか

 

 

内視鏡検査はしない場合もある

逆流性食道炎であるという確定診断を行うには、本来的には内視鏡で、食道の粘膜にびらん(ただれ)が起きているかどうかを調べる必要があります。内視鏡の所見で食道にびらんがない場合は、厳密には「非びらん性胃食道逆流症」と呼ばれ、逆流性食道炎とは区別されますが、治療は両者ともに同じです。

 

内視鏡検査には、検査そのもののリスクに注意が必要です。内視鏡によって喉や食道を傷つけることや、内視鏡検査の前に消化管の蠕動運動をおさえるために服用する薬による副作用などです。そのため、高齢者には、比較的若い人より慎重に検査を検討します。

 

監修の上條先生によれば、寝たきりの方ではリスクを重視し、負担をかけないために、内視鏡検査を行わないこともあるそうです。この場合は、慎重な問診を行い、内視鏡を行わないことのリスク(食道がんなどを見逃すこともありうる)を本人・家族によく理解を得たうえで、先に治療薬を投与し、その効き目をみながら経過観察をすることもあるとのことです。

 

 

診断のためには、市販薬をなるたけ服用しないこと

症状がつらく、QOL(生活の質)にかかわるため、市販薬でしのぎたくなる場合があるかもしれません。ただし、市販薬を服用してしまうと、症状が隠れてしまい、診断がつきづらくなる場合があります。また、市販薬は(どのような薬もですが)医師からの処方薬との相互作用で副作用が強まることがあります。胃の症状でよく利用されるH2ブロッカーでは、認知機能障害がおきる場合があります。

 

できるだけ医師の診察のもとで処方された薬を利用するか、どうしてもという場合は、薬局で薬剤師によく相談してから服用するようにしてください。

 

 

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