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便秘を解消する家庭での方法~高齢者の便秘

2013年8月2日

消化管や神経の働きをコントロールする薬の治療と併せて、便秘の原因となっているさまざまな環境などを調節することが、便秘の解消にはより効果的です。第2回目の高齢者が便秘をおこすメカニズムも併せてご参照ください。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄/文:椎崎亮子>

 

●「高齢者の便秘」をすべて見る

 

食事と水分、腸内環境

要介護の状態になると、それまでとはどうしても食事内容などが変化します。咀嚼(そしゃく)力の低下、嚥下(えんげ)がうまくいかなくなるなどで、食事量、食物繊維の摂取量が減り、胃―直腸反射も正常に起きづらくなります。推奨される食物繊維の摂取量は1日当たり17~20グラムと言われていますが、健康で比較的若い人でも、達成するのはなかなか難しい量です。

 

便秘解消に生野菜を、と考えがちですが、生野菜サラダは噛みにくく、量的にも食物繊維を十分にとることはできません。また、がんなどで腸閉塞の危険のある方では、わかめ等の海藻類やキノコ類の多量の摂取が引き金となることがありますので、十分注意してください。

 

食べやすく、食物繊維の含有量の多い食品には、ゆであずき(餡)、納豆、かぼちゃ、ゆりね、押し麦、オートミールなどがあります。果物では、ブルーベリー、パパイヤ、キウイフルーツなどです。各食品の栄養など基本事項については糖尿病食事療法用の『食品交換表』が参照しやすいです。糖尿病以外の人にも大変役立つ本です。

 

介護マガジン内の寄國揚こさん・佐藤昭子さんの簡単レシピ集コーナーでは、食べやすく、食物繊維の量にも配慮されたレシピがたくさん紹介されていますので、ぜひご参照ください。

 

水分量が十分かも大事なポイントです。食物が消化されるとき、食物とともに口から摂取する水分が1日1.5リットル、唾液や胃液など分泌される消化液が7~8リットル。併せて1日10リットル近くの水分が消化に必要です。夜間の尿意を押えたいなど、水分摂取をがまんしている高齢者も多いですが、熱中症予防の観点からも、水分は十分に摂取できるようにしましょう。

 

食生活の変化は、高齢者では腸内細菌のバランスにも影響します。ヨーグルト、納豆などの、良い細菌が含まれる食品であるプロバイオティクスの摂取が有効です。またそれらの良い細菌の栄養源となるものをプレバイオティクスと呼びます。よく知られているものにオリゴ糖、水溶性食物繊維の一種イヌリン(キクイモ、ゴボウ、タマネギ等に含まれる)があります。プロバイオティクスとプレバイオティクスを併せて摂取することで、腸内環境を整えるのに役立ちます。

 

 

トイレ環境と排便姿勢

何歳になっても、体が不自由でも、自分でトイレに行きたい……すべての人に共通のこの願いを叶えることは、便秘を解消する上でも何よりも大切かもしれません。しかし、転倒の危険防止など、介護をする側の事情や思いもあり、ポータブルトイレなどを利用していることも多いでしょう。その場合、
(1)可能な限り自力でトイレに移動しやすいこと
(2)着脱しやすい衣服
(3)におい、音などを気にしなくて済むようプライバシーを保つ
(4)排便姿勢を保ちやすいこと
などに配慮します。

 

(1)、(2)は、「行きたくなった時にすぐ行ける」を目指します。(3)は「家族だから遠慮は不要」と周囲が思っても、ご本人にはそうは思えない、ということを忘れずに。

 

(4)の排便姿勢は、ロダンの「考える人」の像の姿が理想的と言われます。普段から使っているトイレでも、年齢とともに高さが合わなくなり、足裏をしっかり床について踏ん張ることができていないということもあります。足元に踏ん張るための踏み台を置く、座位が保ちづらい人では、大きめのクッションを抱えて前かがみになってもらうなど、一度排泄姿勢を見直してみることをお勧めします。

 

 

マッサージと運動

お腹を「の」の字にマッサージすると良いとよく言われます。大腸は、右下腹部の盲腸のところ(向かい合うと左下)で小腸からつながり、
(1)上に向かって上行結腸
(2)おへその下を横切って右に向かう横行結腸
(3)左下に向かって下行結腸
の順で食物―便が流れます。「の」の字のマッサージは、この大腸の動きをサポートするので有効なのです。

 

運動は、血流を良くすることで消化管の動きにも良い影響を与えます。転倒の危険に配慮しつつ、「運動」の発想の転換をすることがカギになります。

 

歩ける方では歩くことが何よりですが、散歩だけが運動ではありません。普段の配膳の手伝い、植え木の世話、簡単な掃除など、高齢者が積極的に「働く」「役に立つ」行動も、運動量を増やすとともに、ストレスの解消となり、快便につながります。

 

歩けない方の場合は、上半身を動かす、手足の曲げ伸ばしを行う、足踏みをするなど、少しでも筋肉を動かすことで血流が促進されます。また、一定時間体を起こし、座位を保つだけでも、便が直腸に送り込まれやすくなります。肛門を意識してぎゅっと締めたりゆるめたりを繰り返すことも、骨盤底の筋肉を鍛え、排尿・排便の両方の問題改善に有効です。

 

これらの運動は、時間をかけて排便の改善に結びついていきます。食事の見直しなどと併せて、気長に行うことで、気持ちよく排便する「生活習慣」を取り戻していきます。

 

【参考】
排泄ケアナビ
ユニ・チャーム株式会社が運営するサイト。排尿・排便に関するケア全般について非常に詳しい。

 

 

●「高齢者の便秘」をすべて見る
●「高齢者のかかりやすい病気・疾患」の一覧を見る
●「在宅医 ドクター上條に聞く」のコーナーをすべて見る

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