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うつ病と関連の深いさまざまな病気~高齢者のうつ

2013年2月15日

高齢者は、加齢によるさまざまな病気のリスクを抱えています。中には、うつ病と深く関連する病気がいくつかあります。また、うつ病と間違えやすい、あるいは見分けなければならない病気もあります。最終回は、そのような高齢者のうつ病をとりまくさまざまな病気について考えます。
<監修:上條内科クリニック 院長・医学博士 上條武雄/文:椎崎亮子>

 

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うつ病を誘発する病気

うつ病は、そのほとんどが精神的な体験(身近な人との死別、退職等)が誘因となっていますが、実際の身体的な疾患が誘因となることもあります。

 

代表的な例が、脳卒中(脳血管障害)です。血管障害の起こった場所が左脳(右利きの人で言語をつかさどる言語中枢がある)、しかも前頭葉(額側)である場合、卒中発症後にうつ病にかかる割合が高いことが知られています。これを、「脳血管性うつ病」と呼びます。

 

それだけではなく、高齢者のうつ病患者の脳を調べると、症状が出ていない、微細な脳血管障害がみつかることも分かっていますが、うつ病との決定的な関連はまだはっきりしていません。したがって、なんらかの病気の検査などで微細な脳血管障害が見つかった場合は、うつ病になりやすい因子として捉えられます。

 

パーキンソン病もまた、うつ病を誘発する病気です。パーキンソン病の原因はまだ不明な部分もありますが、神経伝達物質の一つ、ドーパミンの分泌が減ることが原因と考えられています。ドーパミンの減少に従って、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることがうつ病を引き起こす原因になっているようです。

 

 

うつ病と関連が深い病気

がん患者が、うつ病にかかりやすいことも知られています。ただし、脳腫瘍以外では、直接脳に影響があるわけではなく、病気になった心理的なストレス、治療の辛さ、身体の不自由さなどが大きく影響するようです。糖尿病や冠動脈疾患などでも、うつ病にかかる率は、健康な人に比べて上昇します。慢性疾患の長く続く治療の辛さや不自由さは、患者さん本人しかわからず、周囲に理解してもらいづらいのも一因となっているでしょう。

 

うつ病の原因となる病気を治療し、体調を良くすることがうつ病の治療となります。適切に治療が続けられるよう、介護・看護する家族が、医療者・介護関係者と相談してみてください。

 

とくにがんでは、がんに罹ったときから、緩和ケアの一環として、精神的なケアも行われるようになってきました。また、慢性疾患では、患者会・家族会などで、情報交換をしたり、患者が互いに心のケアを行う場も設けられています。かかりつけ病院等で、情報を集めてみることも、手助けとなるでしょう。

 

 

高齢者に多い精神疾患

うつ病と間違われやすいものに認知症があります。高齢者では、入院に伴う認知症の進行などもあり、両者を見分けるのは簡単ではない場合もあります。別表は、簡単なうつ病と認知症の見分け方ですが、「これが絶対」というわけではありません。ご家族が医療者や介護関係者と相談する際の材料としてご覧ください。

 

高齢者では、統合失調症に似た幻覚、幻聴、妄想(特に被害妄想。大切なものを介護する家族が盗んだなどの話しになることも少なくない)などが出ることがあります。また、病気ではないのに重い病気にかかっていると信じ込む、寄生虫がいるなどの妄想もみられるようです。難聴や視覚障害などが誘発している場合もあるようです。

 

パニック障害、強迫神経症なども、退職や死別など生活の変化を契機に発症することが多くなってきます。

 

また、老人性人格障害のように、高齢者のいわゆる「頑固さや怒りっぽさ」が度を越してしまっていたり、逆に人を遠ざけ自室に閉じこもるなどで、トラブルに発展するようなケースもあります。

 

これらの精神疾患は、うつ病と互いに似通った部分があり、鑑別や治療は精神科医などの専門家が行います。普段の姿をよく知る家族などが、様子を医療者に話すことで、適切な治療に結びつきます。家族の中で抱えこまず、医療者、介護関係者、行政の相談窓口などに相談することが、ご本人とご家族の心穏やかな日々につながります。

 

別表

 

(『高齢者の理解とケア』芦川和高編集 学研2011 より引用)

 

*見当識障害=失見当識とも呼ばれる。日付、時間、自分がどこにいるかなどの、自分を取り巻く環境を理解する力が著しく欠けている状態。脳血管障害や認知症でしばしばこの症状が出る。

 

 

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